音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

ホットドッグ【今日の吸収 #206】

おはようございます。

  • 💿Rush - Moving Pictures (1981)
  • 💿Rush - Signals (1982)
  • 💿AC/DC - For Those About to Rock (We Salute You) (1981)
  • 💿Frank Zappa - Jazz From Hell (1986)
  • 💿Flagman - Thank You, Come Again (2022)
  • 💿Jeff Rosenstock - SKA DREAM (2021) 👀

SpotifyのDiscover Weeklyでハードコア/メタル寄りのPrimusを発見。ボーカルの癖は本家のLes Claypoolより控えめ、でもベース捌きは負けず劣らずキレキレ!サウンドプロダクションも聴きやすい!この曲は最後にオナラが鳴ってること以外最高です。

 

- - - - - キ リ ト リ - - - - -

 

今日の「1日1ラ」は、2020s・603位・Jeff Rosenstock『SKA DREAM』!スカですか。

①豪華で元気はつらつなブラスと小気味いい裏拍カッティング。うーんこれぞスカ。お手本。メロディはポップパンクだが伴奏は完全にスカ。ということでスカパンク。アウトロだけメロコアみたいになる。

チョーキング×ラン奏法のよくあるロックンロールなギターフレーズからちょっとスカを挟み、ふよふよしたブラスで溜め、歌が入るとカリプソっぽい曲調に変化。何気ない細かい音符が爽快。

③レゲエっぽいハイタム一発。楽しそう。ラップパートではちゃんとトラップっぽい電子ドラムが出てくる。

④表題曲。イントロから頭打ちスネアで盛り上がる。余白が多い中ミュートしたギター/ベースのユニゾンが着実にグルーヴを作っていく様が心地よい。中盤では急に加速しハードコアパンク一色に染まる。トランシーバー加工の激しいシャウト。速まったテンポのままスカとパンクを往復、最後には一応明るいパンクに着地。一糸乱れぬドラミングがカッコいい。

⑤レゲエ。エコーが響くダブサウンドが満を持して登場。悠々としたメロディも溶け込んでいく。2:46~ラストにまたもや急加速。スネアのサステインが短すぎて早送りみたいに聴こえるw

⑥歌始まり。コード進行に身を任せてひたすら同じフレーズを繰り返す。平行調コントラストがロマンチック。VImにレ#を乗っけてトライトーンを作るのも凄い。2番の女性ボーカルも魅力的で、気づかないうちに下属調へと転調。束になった「You will not control…」が続き、フラストレーションを開放するように3:21でパンクへ。元の調に戻りVImの上で怪しげなサックスソロをかまし唐突に終わる。

⑦軽快で鋭利なカッティングが帰ってきた。メロディアスでポップ。無邪気で純粋なドミナントモーションが胸を打つ。

⑧開幕カッコいいドラムフィル。右のギターはDUBっている。ボーカルは今までより落ち着いていて、カッティングも角が丸く柔らかいタッチに。1:56~しんみりとした雰囲気から抜け出し精彩を取り戻す。濁った明るさが味わい深い。

⑨スカパートから40秒後、メロディはそのまま加速しパンクに突入。リタルダンド、2番ではまたパンクへ。正直読める。

⑩活発に動くメロディライン。底抜けに明るいフレーズはブラスとユニゾン。目まぐるしいスパンで転調を繰り返すがやはり自然。意外とソングライティングが整っている。

⑪冒頭の80sっぽいドラムサウンド、やさしく飽和したサイケなボーカルが面白い。

なぜか何も感じなかった。

⑬静かで温かいエレピとボーカルが作り出したしみじみさをイツメンのスカパワーで上書き。やはりキャッチーなメロディセンス。中盤ではパンクで激しさを増し3:33~の切ない男女ボーカルの掛け合いを経て再び爆発、明るいパートで終わると思いきや直前でストップ。なんとドゥームメタルの如くスローダウン!ズーーンとヘヴィにフィニッシュ。怒涛の展開。耳をつんざくノイズが独り残る。

総合:洗練されたスカパンク。伝統的なスカに留まらない柔軟なソングライティングが光る。キャッチーなメロディも良い。アルバム通して曲のクオリティはまちまち。個人的に静かなパートのサウンドが結構好き。

お気に入り:②⑥⑧⑬

今日はここいらで、おやすみなさい。