なるたけ遠くに逃避計画

THE ULTIMATE ESCAPE PLAN

脳畑に嵐が滞在

 

ネタが枯渇している。殆ど家から出ずに暮らしていて、生活の軸は音楽や文章を煮込んで引き出しにしまう作業。平たく言うと情報収集。しかし最近は嵐のせいで畑が荒れているので、スパークして生まれた「発見」をこねても、なかなか他人に見せられるほど綺麗な形になってくれないことが多い。すなわちネタが採れない。それに加えて本ブログは毎日更新なのでネタを溜める余裕も無い。…これは半分嘘で、発展してネタに成長するかもしれないタネのようなものは幾つかストックしてあるのだが、まだ大事に取っておく。では、どうやってネタを探そう。これから見つけるのではなくて、既にGETしたものを。何かあったかなあ。ポケットをまさぐっても何も出てこないなあ。まあ、いつも通りで~。

 

今日は主にポスト・パンクとハイパーポップを聴いた。

 

ポスト・パンクThe CureとFRICTION。The Cureの1stはジミヘンのカバーとかやってて面白かった。まだパンクが抜けきっていない、半ポスト・パンクな明るい雰囲気も面白い。そっから2ndで急激に冷たくなって、4thでサイケの熱気を纏い出すって流れなのかな。FRICTIONはTzadikマラソンの一環で『Zone Tripper』(1999)を。『軋轢』のジャキジャキな感じではなくて、かなりモダンで聴きやすいインダストリアル・ロックだった。たまにレック(vo/ba)の歌い方が向井秀徳に聴こえてきて、気になってそのまま『Replicant Walk』(1989)も聴いてみたら、もっと似てた。ボーカルだけじゃなくて演奏もZAZENだ。《GAPPING》とか特に。言語感覚までも踏襲していたのか。ZAZEN BOYS及び向井秀徳は完全にFRICTIONの影響下にある、ということをようやく知った。

 

open.spotify.com

 

ハイパーポップはunderscoresと100 gecs。構築がしっかりしているunderscoresは素直に受け止められた。100 gecsは1stと2ndの両方を聴いて、深く考えない方が良いタイプだと確信した。頭カラッポ系ダンスミュージック。《Doritos & Fritos》はユーモア感覚とスラップベースを軸に据えたトラックからPrimusを思い出した。楽しみ方が分かったとはいえ、個人的には疲れるのであまり頻繁に聴きたくはない。

 

いろいろ あるんですねえ !

 

メスを入れて価値観の凝固を防ぐ

 

Oasisについて、1st『Definitely Maybe』を再び聴いてみたところ新たな発見があった。大味なプロダクションが苦手すぎて(もはや嫌いの域に達していたかもしれない)、初期の彼らの魅力はメロディにしかないと勝手に決めつけていたのだが、少なくともにおいてはハーモニーの操作が非常に優れていることが分かった。例えば、《Live Forever》には明るいI△で始まるバースと暗いVImで始まるコーラスの対比・コーラス終わりのIVM7とそれに対するメロ・アウトロにかけての滑らかな転調が、《Supersonic》にはハーモニックリズムの緩急・隠れたダブルプラガル・伏線としてのIII7がある。これを把握したからやっぱ凄い!最高だった!という訳ではなく、今までスルーしていた彼らのハーモニー面にようやく解釈の可能性を感じ、他の曲も改めて聴き直したくなったということ。あ~、しばらく時間かかりそう。

 

ばびろ

 

  • 昨日、苦手なOasisをだいたい聴き終わった。だいたいなので、とりあえず『The Masterplan』まで。アルバム未収録曲は小分けに確認しておく。そして今、Oasisが如何につまらないかを論理的に説明する記事を書いている。今週中に書き終えたい。書き終えることは考え終えることでもあるので、個人的なOasisに対するモヤモヤにピリオドを打っておきたい。

 

  • 諸事情により、ほぼすべての家事を引き受けている。特に料理がクソ疲れる。ネットに転がっている適当なレシピを拾ってこなしているのだが、それでもかなり疲れる。たとえば「キャベツの千切り」と書かれていた場合、「キャベツの千切り」が淀みなく出来るのにも拘らず、強烈な不安が襲ってくる。「キャベツの千切り」で検索して動画や説明を見てからじゃないと「キャベツの千切り」が出来ない。一種の強迫行動なんだろうけど、こういうのが大体の工程で起こる。手際は悪くない方だと思っているのだが、こういう完全な無駄が頻繁に挟まるせいで主菜+副菜だけなのに2時間くらいかかってしまう。は~。

 

  • 腕立て伏せ10×2回、プランク30秒×2回を続けること2~3か月、腕が若干太くなった気がする。腹筋は、両端の筋がうっすら見えてきた。チリツモ。
  • ニース
  • ニーサンス
  • でかいハリネズミ

 

ディメンシ

 

話題の『地面師たち』を観た。不動産詐欺集団の物語と聞いて、MY OTSUMUが追いつけるかどうか不安だったが、全然大丈夫だった。予測可能なベタ展開が続き、眉間に皺を寄せるような頭脳戦は無いに等しい。個人的には、気軽に楽しく観ることができた。演技も良かった。コミカルでキャラの立った(=記号的な)登場人物の言動は模範的だったと思う。石野卓球の劇伴は、詐欺師集団の拠点が地下室なことも相まってか雰囲気にマッチしていて良かった。脚本は微妙。続編を前提に一区切りつけたような不完全燃焼感があって、どこに着地させたいのかよく分からなかった。特に主人公のシナリオはきっぱりと終わらせてほしかった。マニラに飛んで復讐を果たす→自首→自殺するとかでどうにかケリを。病室の何気ない会話が最後なのはちょっと物足りない。「もうええでしょう」?もうええか。

 

バタ足が速いのかな

 

足がデカくて得したことはこれまで一度も無い

 

27.5という半端な、甲高かつ幅広でもあって

 

三軒ほど回ってようやっと一足

 

ピッタリ合う、白のスニーカーを買いました

 

つかれました(-_-;)

 

ほんとに

 

タタッ タカタッ

 

べーべーべべれべれべー 

べーべーべべれべれべー

べーべーべべれべれべー

べー タカタカタカタカ

 

いっざ ぅれえいん かんんずぜい

ぅらんなん はいざーへっず

ぜまいらず うえぇう びー で

 

ほんとにね

 

 

なんですか

 

 

  •  The Jesus and Mary Chain『Psychocandy』
    フジロック配信で観たので。あと最近ポスト・パンク~ゴス黎明期の作品を聴いていることもあって。ノイジーだった。一曲目《Just Like Honey》はまあドリーム・ポップ程度の感じで聴けたが、二曲目《The Living End》はベースが電気銃みたいな音を出し始め、《In a Hole》になるとホワイトノイズに近いサーって感じのノイズに囲まれて大変気持ちA。ヴェルヴェッツはもちろん、裸のラリーズにも近い。ノイズまみれのオールディーズ、共通のノスタルジー。音楽の地図ってこうやって作るの!か。@←ロールケーキ

 

  • Oasis『(What's the Story) Morning Glory?』
    苦手な有名バンド筆頭、Oasis(オウェイシス)。苦手というか、世間が言うほど面白いものではないと考えているので、どうも周りと馴染めない。つい先日復活のニュースが世界を揺るがし、彼らの人気ぶりを再確認したとき、苦手なら苦手だと「分かって」おこう、2ndまでしかマトモに聴いてないニワカなので、全部聴いて自分の立場をハッキリさせておこうと思った。新アルバムも出すらしい*1ので、それまでに。とりあえず先日1stときて今日は2nd。やはり刺さらない。展開にもトランス感にも乏しい割に尺が長すぎる。リズム隊が薄すぎる。それに対してギターはデカいだけ。シューゲイザーみたいな楽しみ方は出来なくもないけど大味も大味。ボーカルの声質とメロのキャッチーさぐらい。クー。それでも聴きます。

 

  • クー