音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

魚【今日の吸収 #177】

おはようございます。

  • 💿スピッツ - 小さな生き物 (2013)
  • 💿Woven Hand - Woven Hand (2002) 👀

キングオブコント観ました!超面白かったです!

結局私は漫画的な笑いに弱い。カゲヤマの襖をギミックとして使うあの感じは不条理ギャグ漫画っぽくてとても良かったです。漫才の「キモすぎやしねぇか!?!?」の印象が強かったのですが、コントでは声量だけではないテクニカルな部分がより見られた気がしました(もちろん漫才も声量だけではないですが)。ニッ社の臓物をポイポイするあの感じも。ドラえもんみたいで良かった。

サルゴリラは全部面白かったです。一本目は「絶対に変なのが来るだろな~」と思わせておいて変なのが来まくる。圧倒されました。ペンチピーチ。バイきんぐ小峠の「人間性が見え隠れすることでバカバカしさがより際立つ(要約)」というコメントは納得しましたね!二本目は小道具を衣装としてのみ使っていたので漫才ぽかったんですが、BGMや服装による演出で裏切りの土台を作った意味はあると思います。

ゼンモンキーは10位だったけど、個人的にはとても面白く感じました。や団よりもキャラクターが立っててホントに漫画みたいでした。足をジタバタさせながら連れ戻されてる画、最高。

全組レベルが高くずっとニヤニヤしてました。進行トラブルで浜ちゃんがキレ気味になってたところは怖さが勝ちましたけど。

梅田サイファー×三浦大知のオープニング楽曲も良い感じでした。NewJeans『Ditto』、LMFAO『Shots』などでも聴くことが出来るアップテンポなジャージークラブのリズムを背後に梅田サイファーの面々がラップ。最後に情熱的な三浦大知のhook。去年はR-指定がhookでしたが、今回はイントロを担当。

どうやらKOCは、個性のぶつかり合いであるマイクリレーがコンセプトにピッタリだということに気づいてしまったようです。コンプラ的にも、地上波で出せるクリーンなHipHopグループとして梅田サイファーがピッタリなんでしょうね。大阪出身なのもあるかな?

 

- - - - - キ リ ト リ - - - - -

 

今日の「1日1ラ」は、00s・649位・Woven Hand『Woven Hand』

 

①カラカラと乾いたアコギで奏でられるフォーキーなイントロ。リズム隊もいる。少々塞ぎ込んだ様子の男性ボーカルが感情豊かに歌い始める。音域は低め。コードワークはシンプル。②暗~くなる。淡々としたバンドサウンドを背景に、至近距離でニヒルに言葉を呟く様はVelvet Undergroundというかゴシックロックの味。遠ざかったり近づいたり。③声が元の調子を取り戻すが、まだ暗い。湿ったカントリー。④乾いた弦の音がきらめく。明るさが戻ってきたが、声がラジオ加工されている。今現在鳴っている音ではあるがホコリをかぶっているような。控えめではあるがエレキのソロも。⑤シャカシャカ。ジャラランと弾かれるギター。ラテンの香り。サーフサウンドのエレキも素敵。⑥音響が今までとは違い、なんだか真空パックに入れてあるみたいな感じに。バンジョーっぽいバッキングは明るいが、全体的に曇っている。激しく歪んだギターは弱火でぐつぐつ。⑦コロンコロン。空が低い!そんな印象を受ける音だ。しかしピアノのおかげでだんだんと明るさを帯びてくる。⑧力強く輝かしい弦楽器。なんか急に海賊のテーマみたいになった。元気がある。けどまだ曇ってはいる。途中で「ship」とも出てくるしあながち間違いではなかった。メロディーはあまり動かない。⑨ベースが強い。音数が少ないのを逆手に取りメジャーとマイナーを行ったり来たり。ドラムも何気に良い。呪術的なコーラスで開放されフィニッシュ。⑩洞窟の中。なんかホラー映画の曲みたいなエレピ。場面が切り替わりアコギへ。最後までコード弾きが全然登場せず、もはや三味線歌を聴いているような感覚。

総合:基本は曇り、たまに光が差すカントリー/ゴシックロック。冷たい。虚無。あまり感じるものが無い。キングオブコント観た後だから対応しきれなかったのかもしれない。

お気に入り:⑤⑨

今日はここいらで、おやすみなさい。