音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

タイパに逆張りをする

 

おはようございます。

 

12時起床、早起き失敗。卵かけご飯。

 

また時間を無駄にしてしまった。ということで今日は時間の話。

 

アニメ/ドラマを見る人々の間でよく使われる「〇話切り」という単語。「第〇話」を観終わった時点で鑑賞を中断する行為のことを指す。あらゆるコンテンツが氾濫しているデジタル化の世界においては、アニメ/ドラマも漏れなく氾濫している。ほとんどの人は楽しむためにそれらを観る。自分に合わないものは見るだけ損、時間の無駄。数多の作品の中から「良い」作品を探し出す確率を上げるためには試行回数を上げるほかない。そうなれば「既につまらない」「この先面白くなるビジョンが見えない」ものは足早に切り捨てられることとなる。極めて効率的な考え方だ。

 

ニコニコ大百科によれば、2014年ごろまでは「3話切り」が主流だった(海外でも今に至るまで「Three-Episode Rule」として親しまれている)が、2016年辺りになると「1話切り」の潮流が表れ、挙句の果てには「ゼロ話切り」まで登場しているらしい(!)。

 

この変遷はご多分に漏れず、現代に生きる妖怪・タイパの仕業だといえよう。

 

私はアニメ/ドラマを全く観ないためもちろん「〇話切り」は一度もしたことが無いのだが、ここでフィールドを音楽に移してみるとどうだろうか。

 

「〇話切り」ならぬ「〇曲切り」。例えばシングル曲や頭から〇曲を聴いて感触が悪ければそのアルバムを放り出す。私はそのような方針で音楽を聴いたことは少ない。むしろ苦手だと思った作品もケツまで聴く方だ。少し前に本腰を入れて音楽を聴き始めて以来、というかRate Your Musicに音楽の評価を記録し始めてからはよりその考えが強くなった。

 

そもそも作品をある程度正当に評価する土俵に立つためには、そのすべてを鑑賞しなければならないと思う。当たり前と言えば当たり前だが、過去の自分はそういう人間だった。今は違う…と信じたい。そういった目線でいうと、クソゲー(低品質で理不尽なほど高難易度なゲームの総称)を苦しみながらしっかり長時間プレイしたのちレビューするからすまAチャンネルは凄い。

 

逆張り思考やそこから生まれる食わず嫌い。ちょっと齧った程度じゃ食ってないのと同じ。全部食いつくすべし。私が密かに掲げるモットーの一つだ。基本的に音楽はどれを聴いても何かしらのアンテナには引っかかるので、それ自体の是非は別として面白い。AIが作った空虚な曲でさえも。惰性で聴いていない限り価値観は確実に広がる。

 

だから、私も日々時間の無さをひしひしと感じている身ではあるものの、タイパ方面に走ろうとは思わない。まっすぐな高速道路よりデコボコしたオフロードの方が良い!

 

まあ好きなアーティストとかジャンルを優先的することに変わりはないけどね!

 

あー!

 

眠たい!

 

今日はここいらで、おやすみなさい。