音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

7~!!777【今日の吸収 #136】

おはようございます。

有名な『Se7en』を観ました。

今作は連続殺人事件を追うバディ刑事モノのサスペンス・ホラー映画。感情派・ミルズと理性派・サマセットの犬猿(というほどでもないが)コンビが仲良くなっていくありがちな展開を軸に進んでいきます。ブラピ(ミルズ)はもちろん、モーガンフリーマン(サマセット)が渋くてカッコよかったです。映画前半、ミルズ宅にてサマセットの緊張の糸が切れて爆笑するシーンでは「うわ、こういうの良いな~」と同時に「前半がこんなに明るいと後半怖いな~」と思いました。

はい、後半怖かったです。ネタバレを食らわずに観たのですが、ラストシーンはそれ以前の伏線から読めたものの嫌~な気持ちになりましたね。そこからの展開からはいろいろ考えさせられるものが。罪、正義、報復など…。

昨今、映画に拘らずキリスト教文学をモチーフとした作品に触れることが何度もあったので、劇中に登場した『神曲』『失楽園』への興味がさらに増しました。今度読む本はこのどちらかにします。あと『カンタベリー物語』も候補に。

 

- - - - - キ リ ト リ - - - - -

 

今日の「1日1ラ」は、90s・12位・A Tribe Called Quest『The Low End Theory』

①ノリノリのウッドベース。ラップが乗ってきた!(HipHopなのですかさず歌詞をみながら聴く態勢にシフト)ラッパーの名前はQ-Tip。縦が合っているタイトな乗り方。テンションは低め。よくある感じのドラムも合流しジャジーなブーンバップが完成。かなり好み。②同じくウッドベースのイントロ。先ほどとは違いPhife Dawgが「チェックワンツー」で初陣を切る。陽気な雰囲気。Q-Tipも交互にラップする。ギャングスタラップでは無さそうで安心した。③カッティングワウギターが鳴っているが、基本的にはベースライン主軸にビートが進む。④コードを鳴らすピアノが上モノとして加わりカラフルなビートに。Hookでは大胆にジャズがサンプリングされている。歌詞はPhife Dawgの個人的な女性関係をテーマにしており、タイトルの「Butter」は短いスパンで鞍替えし続けた彼自身の女癖をバターに喩えているということ?なのか?⑤相も変わらずベースの主張が強い。「~ in the house」がリフレインされるHookだが、誰が誰だか全くわからない。⑥テンポが上がりテンション高めのビート。feat.でさらに3人のラッパーが加わる。Lord Jamarは韻も硬くバチバチに決める。その後のPhife Dawgのバースは聴き心地最高。Hook後のSadat XとDiamond Dも良かった。個々のフロウにあまり差はないように感じた。⑦ダウナーで落ち着いた雰囲気に戻る。自己紹介ソングみたいな。vibes。⑧センシティブな話題を取り扱っているが、前聴いたGeto Boysみたいなミソジニー的価値観で語られているものではない。⑨ずっしりビート。バースに入ると雰囲気が明るくスイッチする。Phifeのフロウ好きだな~。⑩アルバムの雰囲気から少し浮いた、能天気な歌声がサンプリングされている。Q-Tipが社会や犯罪についてラップする。⑪ジャズを取り入れてダウナーなラップを作った彼らについての曲。もちろんビートにはジャズ色が濃く表れている。⑫「skypager/pager」=ポケベルらしい。時代を感じる曲。⑬ひたすら「〇〇のない××なんて…」みたいな疑問文が繰り返される曲。でも全然分からない。⑭怪しげなイントロ。ヒウィゴーヨー。feat.でまた別の3人のラッパーが参加している。掛け合いが多く賑やかな曲。Dinco Dのもはや早口言葉みたいなリリックが面白い。そして私でも名前を聞いたことがあるBusta Rhymesはどうだろう?ファットな声質で一発一発が強いタイプだと思っていたが結構高速でかましているところもあり、やはりカッコよかった。

お気に入り:①⑥⑩⑭

今日はここいらで、おやすみなさい。