音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

Talking Headsの映画を観に行きたいが、不要不急か

 

5時起きのち12時起き、早起き失敗。布団の暖かさに負けてしまった。

 

伝説的バンド・Talking Headsのライブ映画ストップ・メイキング・センスの4Kレストア版が公開されている。超名作らしいので、明日にでも観に行こうと思う。しかしどうやら関東に大雪が降る予報があり、国交省からは「不要不急の外出を控えて」とアナウンスされていた。とりあえず水曜日あたりにしておこう。

 

そもそも、私はTalking Headsをそこまで聴いたことが無い。

ポスト・パンク/ニュー・ウェイヴの代表格であって、Radioheadのバンド名の由来であって、『Remain In Light』がド名盤らしくて…とそれくらいしか知識がない。

 

一昨年くらいに初めて聴いたのが《Psycho Killer》。4つ打ちに魅惑的なベースライン、そしてシュッとした演奏。素直にカッコいいと思った。しかし続けて《Psycho Killer》が収録されているアルバムTalking Heads: 77』に挑戦してみたところ、あまりピンと来なかった記憶がある。

 

(ちょっと話は逸れるけど、《Psycho Killer》の元ネタってNeu!の《Negativland》なのかな?)

 

そしてド名盤『Remain In Light』も分からなかった。Rate Your Musicを遡って去年に再び聴いていたログも確認してみたが、6月19日時点で星3.5の評価と「理解の余地あり」を意味する「difficult」のタグが付けてあった。

 

 

要するに自分の中で「ちょっと面白いけどまだ捉えきれていない」という位置づけ。

 

じゃあ今はどうか、ということでチャレンジしてみた。かなり楽しく聴けた。ではこの半年間に何があったんじゃ。むろん雑多な音楽体験の蓄積もあると思うけど、やっぱり個人的にはJames Brownでファンクを学んだことが大きい気がしている。

ただ、この作品が醸し出すファンクネスはJBの熱気と色気を帯びたそれとは異なっている。冷えていて無機質なサウンドだ。ミニマルなグルーヴの反復は共通していても、同じ平行線を描いてはいない。

 

えーと、真面目な文章で肩が凝ってきた。。この調子で他の作品も予習してから映画館に行きたい。おしまい。

 

ピンと来る瞬間というものは非常に突発的だ。その日の気分にさえ左右される音楽への感触、受容体を増やしても素直に反応してくれないときだってある。今日は「ピンと来てくれてありがとう」と自らの音楽細胞に感謝を告げて、布団に入ることにする。

 

最後に本日リリースのおすすめアルバムを貼っておく。アメリカの情報が少ない謎バンド、Sensei Bonusのデビューアルバム。奇しくもニューウェイヴ・ポスト・パンク

ポリリズム(広義)と程良いミニマリズム、脳内麻薬を分泌させるギターとドラムの音色、アルバム全体の展開まで素晴らしかった。30分強で超楽しい。かなり強くオススメする。

 

 

今日はここいらで、おやすみなさい。