おはようございます。
- 💿Jim O'Rourke - Terminal Pharmacy (1995)
- 💿Einstürzende Neubauten - ½ Mensch (1985)
- 💿The Stone Roses - The Stone Roses (1989)
- 💿Ministry - The Mind Is a Terrible Thing to Taste (1989) 👀
今日の「1日1ラ」は、80s・700位・Ministry『The Mind Is a Terrible Thing to Taste』！Ministryは5thだけ聴いています（#186）。
①ギターが細断されてドリルみたいになっている。ドラムは対照的にゆっくりでキャッチーなビートを叩く。グリッドビタビタで抜群にインダストリアル。スラッシュっぽい展開もあるがギタートーンはスラッシュのそれではなく歪みの弱いミュートのようなくすぐったい音。ボーカルの存在感はそこまで無い。終わりそうで終わらないアウトロ。
②アップテンポで細かく刻むリズムセクション、普通のディストーションギター。ひたすら反復。変なボーカルエフェクト以外はシンプルで良い。
③スネアがバシバシ来る。パワーコードのリフ。R→b5→R→b2といったトライトーンと短二度で構成された「忙しい人のためのメタル」みたいなフレージングなので特に面白味は無い。
④ギター不在、スローテンポの4つ打ちに怪しげなベースライン。盛り上がりそうで盛り上がらない。ヒステリックな歌声が光る。不気味な環境音がずっと鳴っている。
⑤タイプライターっぽい音がリズムを刻み始め、力強いドラムで上書き。2:02～サビなのか？何とも言えない。うーん。
⑥相変わらずの4つ打ち。必殺ダブルトレシーロのベースライン。ギターは付点8分ディレイ+ハーモニクスで応戦する。1:40～ギター／ベースがユニゾン。ボーカルもｲｪｰｲと盛り上がっているが、高音ノイズ（意図的でないと思われる）が入っているのがとても気になる。
⑦今まで通り反復的なビートだが比較的ノイジー。そして力強くワイルドなラップをかましているという点でも新鮮。
⑧機械的に響くカウントアップ音声。9まで淡々と数えていく最中リズム隊が3拍子のリフを鳴らし始める。インダストリアルというよりポストパンクを感じる。声ネタが豊富で楽しい。
⑨重苦しいドローンと金属的なパーカッションが閉鎖的な空間を演出し、東洋的な節を付けた女性の歌声がその中で妖しく響き渡る。雰囲気がとても良い。
総合：廃坑インダストリアルメタル。キャッチーなメロディは無く、ただ文字通りインダストリアルな反復を繰り返す。ほぼ音色とリズムに振ったような音楽性なのにぜんぜん陶酔感が生まれない。これはおそらくNINを理解できていない私に原因がある。今後はインダストリアルの克服を目指していきたい。
お気に入り：②④⑦⑨
今日はここいらで、おやすみなさい。
