おはようございます。
- 💿Ensemble intercontemporain - Concertos for Cello, Violin & Piano (1994)
- 💿Portico Quartet - Isla (2009)
- 💿Squarepusher - Feed Me Weird Things (1996)
- 💿Squarepusher - Hard Normal Daddy (1997)
- 💿Periphery - Periphery III: Select Difficulty (2016)
- 💿羊文学 - 12 hugs (like butterflies) (2023)
- 💿Destruction - Release From Agony (1987) 👀
羊文学の新譜。1st『若者たちへ』しか聴いたこと無かったんですが、めちゃ良かったです。わーい。
スマホ録音みたいなイントロ『Hug.m4a』からの『More Than Words』でもう引き込まれました。ドラムすげ~です。裏打ちではあるものの存在感が強く、キックの前ノリ感が作用して若干跳ねた心地が続きます。シンプルに聞こえてかなり味がある演奏です。引き締まった音色も最高。
『永遠のブルー』のサビのメロディも素敵。叫びつづけさせて「よ」、もう一度手を伸ばす「よ」で安直にドに落ちないことで得られる希望があります。
『深呼吸』もハーモニーの操縦が見事。サビの頭でやっと基本形のトニックが鳴る。ボーカルは頭から入らずギターとベースだけが強調されるから、クラッシュシンバルがなくてもコード感の明暗だけでサビを感じられる。無駄な飾りは付けない、スリーピースの音数の少なさを活かした質素で上品なコンポジションの魅力を感じます。間奏~2番では歪みを増すと共にVImを登場させ、マンネリを防ぎつつさらなる推進力を与えている点も素晴らシーです。
クローザー『FOOL』は特にミックスの良さを感じる曲でもあって、シューゲイザーの気持ち良さを堪能できます。ボーカルの距離感も凄い。
元気貰える音楽です。
- - - - - キ リ ト リ - - - - -
今日の「1日1ラ」は、80s・907位・Destruction『Release From Agony』!なかなかインパクトのあるジャケットです。ペイルマン手の甲バージョン。
①落ち着いているアコースティックなイントロ。バロック/クラシック感もあるオケの中でディストーションギターがソロで。嵐の前の静けさ。
②高速スラッシュ。ボーカルは高音のダミ声で激しい演奏に負けない個性を持っている。脈略の無いテンポチェンジ、ギターソロは面白味が無い。
③こういうリフは好き。尻尾を伸ばすタイプの加算変拍子が多く翻弄される。ボーカルは存在感が薄くなった。ソロは先ほどよりクラシカルでメロディアスではあるもののパッとしない。コード感が弱いからか?
④東洋的でおどろおどろしくドゥーミーなイントロ。シタールが所々で使われている。ボーカルも調子を取り戻していていい感じに不気味。
⑤Metallica『Battery』と同系統のリフ。キレが良い。1:41~テンポダウンし9+8=17拍子のリフへ。ギターのピッキングハーモニクスと聴き紛うハイトーンボイスにも注目。
⑥12/8拍子でズンチャズンチャしたリズムのイントロ。そして刻みまくる。中盤の5拍子が丁度いい。聴きやすい。最後のギターソロもいきなり表現豊かになって面白い。二胡みたいな音出してるし。
⑦KoRn『Divine』みたいなイケイケのイントロ。音に生気を感じる。その後も躍動感あるリフが続く。1:23~ドラムのバスがドゥルルて鳴るの気持ちいい。3:12~のリフも好き。
⑧イントロリフかなり好き。トリルやハーモニクスを織り交ぜ単調なスラッシュに留まらない多彩なギター捌きを魅せる。キャッチーでプログレッシブな展開もある。ギターソロのピロピロが勿体ない。アウトロで何故かよくCMで聴く『In the Mood』が演奏される。
総合:弱プログレスラッシュ。毒のあるアグレッシブさ。平面的なサウンドプロダクションと味気ないメロディが欠点。
お気に入り:④⑥⑦
今日はここいらで、おやすみなさい。明日はさいたま国際音楽祭でJim O'Rourkeをみてきます。