音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

ぽよーん【今日の吸収 #168】

おはようございます。

  • 💿スピッツ - 空の飛び方 (1994)
  • 💿Death - The Sound of Perseverance (1998) 👀

曲の進捗:ブロッコリー全体に対しての、ブロッコリーひとふさ分

今日の「1日1ラ」は、00s・73位・Death『The Sound of Perseverance』!Deathはスラッシュ寄りのデスメタルバンドという印象です。何枚か聴いています。

①忙しなく暴れまわるドラム、ピロピロギターからのスラッシーなリフ。変拍子っぽいが、少しリフを俯瞰すると3+3+2のでかトレシーロになっていて、全体は三連フィーリングの4拍子(12/8拍子)だということがわかる。ギターの階段フレーズは陰音階っぽく和風で面白い。ボーカルはぐしゃっと嗄れた感じのデスボイス。ギアチェンジが激しく、サウナというよりはジェットコースター。高速で駆け抜けるパートは非常に爽快。急激にスピードアップ(2:02)からの5拍子のベースラインでクールダウン(2:52)。②マイナー四七抜き(≠マイナーペンタ)のフレーズでぬらりと入ってからchugchugしたリフ。ヘドバン必至。ベースも目立っていて好感触。ギターの音もカッコいい。メロディアスで聴きやすい。③開幕ベースイントロ。これも変拍子っぽく聴こえるがそんなことはない。2:02~は6+5+6=17拍子。最早Dream Theaterを感じる。ギターの音の鳴らし方が良い。2:22~のリフはかなりクサくて良い。ベタなのもやってくれるんだと安心感がある。その後のリフも良い。④ゆったりとヘヴィなイントロ。ピッチシフターを通した甲高いギターの音色。5/8で変則的に入り4/4に落ち着く。そして6/8拍子。からのシンコペマシマシ?ゾーンでボーカルが急に近くなった感じがしてビックリする。中盤辺りの余白をうまく使ったブレイクもイカしてる。⑤5度ハモリの軽やかなギターイントロ。メロディアスで助かる。ゆったりとした7拍子が適度に挟まれるので飽きずに聴ける。クリーントーンをバックに高速タッピングソロ。ベースが怪しげにうろうろ。トライトーンもいい感じ。⑥ハンマリングが美しいアコギ。やはりピロピロギターが乗ってくる。よくあるメタルのバラードとは違う雰囲気。アコギがそのままストロークし始める。あれ?バラードかと思ったけどインストか~。ツインギターがここぞとばかりにハモリまくる。上手い。⑦疾走メタルおかえり。ギターリフはあまり捻りのないものだが、流石の演奏技術でねじ伏せてくる。シンバルの細かい刻みが何気に良い。最後はVan Halen風のタッピングピロピロ。⑧イントロからカッコいい。ゆっくりなギターと高速ブラストビートを叩くドラムの対比が面白い。速いときはとことん速くタイトでもあるが、それだけでなくグルーヴィさも兼ね備えている。ギターのキメの溜め具合よ。2:58~四度のハモリで生まれる東洋感。⑨Judas Priestのカバーかと思ったらやっぱりそうだった。嬉し~。ドラムイントロからまんまやってくれている。オリジナルに忠実。半音低いチューニングでバシバシと決めていく。本家・Rob Halfordより声が高い気がするwタッピング→転調のとこも良い。本家にも勝るほどの情熱的なギターソロも最高。素晴らしいカバーだと思う。

総合:やさしいプログレ度合いとキャッチーかつヘヴィなリフが光るデスメタルアルバム。洗練されたプレイと色とりどりの音使い、曲構成のバランスも良い。

お気に入り:①②③⑧

今日はここいらで、おやすみなさい。