音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

ぴっぴっぴ【今日の吸収 #214】

おはようございます。

  • 💿Rush - Counterparts (1993)
  • 💿The Dillinger Escape Plan - Calculating Infinity (1999)
  • 💿King Crimson - Discipline (1981)
  • 💿Thunder and Roses - King of the Black Sunrise (1969) 👀

この動画みたいなアイソリズムを視覚化するスクリプトを書いていました(未完成)。プログラミングしてるとやっぱり数学の重要さをひしひしと感じますね。逆算思考も求められるので非常に頭を使います。なんといっても楽しいのが良いです。

さて、今日の「1日1ラ」は、60s・719位・Thunder and Roses『King of the Black Sunrise』!そういえば60sって全然聴いてない。

①湿り気のあるベース。トリルが決まったリフが既にカッコいい。ギターはサイケ感が強い飽和したサウンドで、ドラムは非常に温かみがありドーム状に覆い被さる。ボーカルはおっとりした中音域が優しいが半目で歌っているようなサイケ感もある。バースをサクっと切り上げ長尺のギターソロへ。これが結構すんなりくる。結構こういうの好きです。

②音数を少なくしたブルージーなサイケロック。ビンテージでざらついたギタートーンはとにかく気持ちいいの一言。緩やかな風、むーーんという生暖かい空気を感じる。

③いきなりピエロみたいな笑い声が突き抜けてくる。ビックリした。タイトルにもある通りカントリー調の曲。古典的。リアとセンターのハーフトーン?ギターソロの謎のパンニングが気になる。ほのかに滲み出るサイケ色が味わい深い。

④ギターとベースがくねくねとグルーヴを編み出しドラムもさりげなく合流。渋いスローブルース。ボーカルも感情豊かにアンサンブルに溶け込んでいく。倍テンと通常のテンポが滑らかに繋がっていて面白い。簡潔に激しいコーダも良い!聴き終わってからジミヘンの曲だと気づいた。流石に本家に軍配が上がるがこちらも悪くない。

⑤ハネるドラムとストレートなギター、その間を行くベース。ギターソロは一貫してメロディアス。そんな中でもドラムはアグレッシブに乱れ打ち。

⑥激しくベンドを繰り返すイントロの終わり(フィル、0:16~)、ちょこっと挟まる何てことない感じのギターがたまらない。ここぞという場面でしっかり縦を合わせてくるところも憎い。アウトロの笛みたいなギターもカッコいい。

⑦表題曲。歌うギターとベース。ドラムも爽やか。タイトルからして壮大な感じで来るのかと思ったが全然さっぱりしている。中盤でノイズが頭上をうろつき始めるがよくわからない。後半はダブみたいな加工が入る。くらくら。

⑧オクターブをねっとり跳躍するペンタリフ。「チャ、チャ」と左右から囁く謎の掛け声。1:11~いきなりスムーズに転調をみせる。マイナーからメジャーに、しかも近場の平行調では無い。てっきり古典的な雰囲気のまま行くと思っていたものだから余計びっくりした。そしてその後は転調して中心音が上がったまま同じバースを繰り返しさらに上へ転調wすんと元に戻るとはいえすごく豪快な編曲。後半はまたもや長くギターソロを取る。今までより実態がつかめない高いところにいる。アウトロでは逆再生も使われていて最後までサイケたっぷり。

総合:サイケロック。初期ハードロックと言った方が良いかも。どの楽器もバランスよく目立っていてアンサンブルとして非常に聴きごたえがある。結構好き。

お気に入り:①⑥⑧

今日はここいらで、おやすみなさい。