音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

ファンク分からん【今日の吸収 #193】

おはようございます。

  • 💿Leon Fanourakis, SANTAWORLDVIEW & Xansei - Xeonworldview (2023)
  • 💿Albert Ayler - New Grass (1968)
  • 💿Mandrill - Mandrill (1971)
  • 💿James Brown - The Popcorn (1969)
  • 💿James Brown - 'Live' at the Apollo (1963)
  • 💿Parliament - Mothership Connection (1975)
  • 💿Winterhawk - Revival (1982) 👀

『黒人音楽史』で取り上げられていたファンクの始祖・James Brownのアルバム(とその周辺)を何枚か聴いてみましたが、全然分かりません!1拍目に重きを置く概念「The One」、反復的な曲構成、精巧にグルーヴィなバックバンド、ドラマチックで上手すぎるJBのボーカルなど、理解はできるんですが…どうしても素朴に感じてしまいます。

もしかして頭使いすぎ?ファンクはダンスを促す音楽らしいので、立って聴いたらどうなるんでしょう。明日やってみます。コンピ『In the Jungle Groove』は比較的手ごたえがあり何か見出せそうな感じがしたので、それでチャレンジしてみます。

 

- - - - - キ リ ト リ - - - - -

 

今日の「1日1ラ」は、80s・536位・Winterhawk『Revival』

①インスト。張りの強いポコポコしたタム。頭からハードロックだが、ギターだけでなくベースも高音でピロピロしていて面白い。7拍子が挟まったりやや不規則なフレーズの展開はプログレッシヴともいえる。②スロースタート。9拍子の勇ましいリフとまっすぐなハイトーンボーカル。Bメロではアコギの落ち着いた叙情的なコードワークも披露。再びエレキに立ち戻り、細かい刻みがカッコいいリフへ。ベースもユニゾン。ちょっと走り気味なのもライブ感があって良い。しっとり歌ってからのギターソロ。フィルもボカスカいいところに当たる。流動的な曲調・テンポの変化が多いがしっかりメリハリがあり綺麗にまとまっていると思う。③ヒューヒュー吹き荒れる風の音からアコギのアルペジオ。ウィンドチャイム的な音も漂う空気の流れが見えて良い。ベースがメロディを弾いてる?バースに入ってからもベースの主張は強い。ギターソロはラテン風味があり滑らかでカッコいい。8分でカウベルを叩きちょっとハードロックが強くなる。一旦終わったと思ったらタム回しで続行、またギターソロ。④風の音を挟み、根っこからロックンロールな曲調へ。といってもサビは対照的で、バースのV→IVに対してIV→Vになっていたり下降したりする。4:34~イーブンビートになるの面白い。⑤タムにハッキリ音程があった。ポップが強い。キメが多かったり、ボーカルがギターフレーズにユニゾンしたりして楽しい。中盤では緩やかなパート。I→bVIIの繰り返しでパワーを溜めながら加速。ギターがキレキレである。Led Zeppelin『Achilles Last Stand』を彷彿とさせる熱量の保ち方。⑥シンプルなギターライン。ボーカルは音域を低めパワフルで渋い声色に変化。細かい音符もビタビタに弾き通すギター/ベースの技量。またもやベースが主導権を握る。アンティシペーションを用いたリズミカルなベースリフでぐんぐん引っ張る。アウトロでハイトーンボーカルがハモり、ボーカルが2人いると分かったw⑦絶妙にクサくないフレーズ。ギターが歌いまくったのちアコギと共に静かなボーカルが入る。安直なバラードといった雰囲気。パート終わりでCメジャーから短3度下(同主調平行調)のAメジャーへ転調し新しい風景が見え始めるが、少しして同主調転調しAマイナーに。実質元に戻る。しかしここで元通りに落ち着くわけにもいかず、さらにテンポを上げ疾走。タイトに決めまくりボーカルイン。最後はマイナーコードを伸ばしキメで終。

総合:ベースの主張が強めのハードロック。プログレ要素も若干あるがそこまで複雑ではない。壮大なバラードを作ろうとしている割にはコードワークが平凡で精彩を欠いている。一曲通してロックな曲のクオリティはとても良い。

お気に入り:④⑤

今日はここいらで、おやすみなさい。