おはようございます。
- 💿James Brown - Super Bad Live! (2022)
- 💿Sharon Jones and The Dap-Kings - 100 Days, 100 Nights (2007)
- 💿SIX LOUNGE - FANFARE (2023)
- 💿渡辺香津美 - KYLYN (1979)
- 💿Queens of the Stone Age - Rated R (2000) 👀
昨日、記事を投稿してから鬼日だったことに気づきました。
「鬼日」(キビ)は、電気グルーヴが設定した記念日であり、日付は11月17日。
1990年11月17日、マンチェスターでメジャー・ファーストアルバム『FLASH PAPA』制作時、ピエール瀧が、「カフェ・ド・鬼」のレコーディングにおいて「鬼」のフレーズを何度やってもOKが出ず、数十回にわたり延々と「鬼」と言わなければいけなかったエピソードが由来。それ以降、瀧が「今まで生きてきた人生の中で最も“鬼”という言葉を口にした日」として、この日を「鬼日」とした。公式サイト(現在は変更済)より引用
今回サイトに書いてあったメッセージは「昨今ではChatGPT、ファミリーコンピューター、ぴゅう太などの人工知能が話題だが」「AI以前に我々が脅威に思うべきなのはロボットなのだ」と相変わらず頓珍漢なものでしたw安心です。日常に潜むロボットを挙げるこじつけパートでロボコンとがんばれ!!ロボコンを別物扱いしてるところがツボでした。締めの文章もいつも通り「これは電気グルーヴからのロボット社会への警告なのです。」。こういうナンセンス具合は心から参考にしたいと改めて思いました(がなかなかできない)。
と、こんな話をふざけて流していたら、
うーん。一体どうなることやら。親日でありがたかったんですが。
- - - - - キ リ ト リ - - - - -
今日の「1日1ラ」は、00s・148位・Queens of the Stone Age『Rated R』!
①開幕ぶっといベース。スネア、ギターが同じ三三七拍子のようなバランスの良いリズムを刻んでいき厚みを増す。ボーカルはいい感じに力が抜けている。言葉遊び的な歌詞がナンセンスで良い。ポスト・ハードコア?
②軽快なドラミングと短く切った8分音符のギター/ベース。鉄琴は浮いているようで浮いていない。オルタナティブロック~メタルの間を彷徨う変な音楽。2:22~テープストップエフェクトが掛かるの面白いしカッコいい。
③ドラムが良い。バンド全体でひたすら1小節のモチーフをリフレイン。合間合間に挟まる低音囁きボイス+吐息がセクシーであると同時にシュールでもある。
④左には暗めのクリーントーン、右には酔い潰れたディストーション。種類は違えど哀愁を感じるギターサウンド。どこか焦燥感があって出口もなさそうな、そんなハーモニーが延々と続く。2:22~アコギとタンバリン?だけ、ボーカルは4重くらいでハモり出し一気にフォーキーな雰囲気が漂う。
⑤小刻みなボンゴがフライング。ギターとベースは相変わらずうねうねしていて敢えてダマになるような音の取り方をしている。サイケな処理を施されたボーカルは思いっきり左にパンニングされている。1バース歌い終えたところで演奏が止まりフィードバックノイズが残る。よくある演出だがここからどうなるか。1分もしないうちに何事も無かったかのように再開した。ドラムが激しく叩かれる中の浮かれたコーラスがなんとも不気味である。ロック成分を担うバンドサウンドは一度左にフェードアウトし入れ替わるように鉄琴が登場。結局右から帰ってくる。その後はメジャーでありながら怪しげなフレーズが展開していく。ボーカルはまだ左にいる。もやもやしたまま終わる。
⑥クラウトロックの如き執拗さ。中盤(サビ?)の変なメロディも中々狙って出せない気持ち悪さがあり面白い。
⑦食ったリフにいわゆるサーフビートのリズムで叩かれるクラップ。急に歌い方がヒステリックになる。さっきまでの落ち着いたボーカルはどこへ行ったのか。能天気に明るい女性の掛け声も怖い。
⑧ポストパンクっぽい不安定なフレーズに乗っかる静かな歌。急に落ち着くのも怖い。ワウ半止めに近いギタートーンが雰囲気にマッチしている。
⑨ピアノの高音が叩かれ1曲目が激しくリプライズ。超短い。
⑩低音弦をCまで下げたチューニングでメタルに頭を突っ込む勢い。ボーカルはこれまでで一番激しく歌い音割れシャウトをかましまくる。
⑪リディアン調で書かれたワンコードのインスト。フォーキーなのもあり丁度いい息抜きになっている。
⑫ドラムが全部右に寄っている。左右のギターが15拍子でうねるダークなリフを放つ。ドラムが中心に寄り4/4にまとまり緊張した空気が弛緩、アンサンブル全体がヘドバンを誘うグルーヴを作り出す。極上のストーナーロック。しばらくして再び序盤の15拍子に戻るが、だんだん加速した後クロスフェードする形でテクスチャがブラスに入れ替わる。そこからは一転してフリージャズの世界に。なんなんだこれ…。オーバーワールドに戻ることも無くブツ切りエンド。ひえー!
総合:一緒くたにジャンルを設定するのが難しい(ロックではある)。創造力に富んだアヴァンギャルドな曲構成がスタイリッシュにまとめられている。演奏も洗練されている。繰り返し聴いてみたいと思った一枚。
お気に入り:②⑥⑩⑫
今日はここいらで、おやすみなさい。