おはようございます。
- 💿The Chemical Brothers - Surrender (1999)
- 💿Jane's Addiction - Nothing's Shocking (1988)
今日の「1日1ラ」は、80s・994位・Jane's Addiction『Nothing's Shocking』！名前は聞いたことありますが、まだ未聴のアーティストです。
①シャッフルリズムで静かにオクターブ跳躍を繰り返す、シンプルなリフ。テンポは遅め。大きい波が何度か押し寄せた後、豪快にオールイン。残響が強く涼しげで明るい印象を受ける。②端麗なアコギのアルペジオからハードロックな曲調にスイッチ。こちらも残響強め。ボーカルはハスキーなハイトーン（あまり聴いたことがないタイプの声質）。独特なメロディラインとシャウトに惹きつけられる。ギターの速弾きにも痺れる。③オールドスクールでもあり現代的でもある。ワウから入るギターソロがカッコいい。④クールダウン。多すぎず少なすぎずちょうどいい音数のドラムから入る。ベースリフを主軸に展開していく。ダブっぽかったりサイケっぽかったりするが、実際はそのどちらでもない。実像が掴めない曲調。5:13～のタム回しからは激しくロックになる。⑤開幕add9→カッティングで既に爽快。ベースラインも良い。ファンキーなナンバー。タイトル通り、シャワーをしながら考えていることについて歌われている。「And I'm pissing on myself」という歌詞で笑ってしまった。⑥シャワーの後はクールダウン。のどかに解けるような曲調で、サイケデリック味（半分シタールのせい）もある。⑦力強くロックなベースリフが再びバンドサウンドに熱を取り戻す。執拗な反復、ハードなサウンド、時折アコギが挟まる、ハイトーンボーカルという点からLed Zeppelinを感じる曲。好き。⑧急にホーンセクションが加わり賑やかなファンクロックに。⑨活き活きとしたアコギをフィーチャーした牧歌的な曲。コードはほとんどGとA。4分もの間トニックであるDが一切出てこないので、ずっともどかしくフワフワした感じが続く。ポップスしか聴いていない人にとってはかなりの苦痛だと思われる。⑩ちゃんとしたジャズのインタールード。なんか怖い。⑪ファンキーでありながらメタル風のリフ。相変わらずギターの主張が強い。後半のボーカルがカッコいい。
総合：ハードロック&ファンク（動）とサイケ&フォーク（静）。節々にLed Zeppelinを感じるソングライティング。情熱的でテクニカルなギタープレイと、Robert Plantを数日乾かしたようなやや能天気なハイトーンボーカルが独特な熱気を生み出す。一曲の中だけでなく、曲単位での動と静の緩急も楽しい。
お気に入り：③⑥⑦
今日はここいらで、おやすみなさい。
