音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

JBに目覚め始めている【今日の吸収 #194】

おはようございます。

  • 💿Kraftwerk - Autobahn (1974)
  • 💿black midi - Cavalcade (2021)
  • 💿James Brown - In the Jungle Groove (1986)
  • 💿G Jones - Paths (2023) 👀

BUFFALOの有線キーボード(2,000円弱)が3か月で壊れ始めました。一日に何回か打つ文字と出力する文字が一致しなくなります。年季ノーパソの時に起こっていた不具合がデスクトップを買った後も起こるとは。レビューをみると長期間問題なく使えている方もいるそうで、なんというか、ついてない。

それはともかくJames Brownを立って聴くとどうなるかという実験をしました。

結果。横ノリが止まらん!これで体を動かさないのは不可能。杜子春です。何も考えずにリズムに身を委ねることで脳内麻薬が半永久的に分泌し続ける。拍の位置が…シンコペーションが…とかは置いといて、まず「何も考えない」ことで一歩理解が進んだかと。非常に原始的なリズム体験です。

現在の私のお気に入りは『Talkin' Loud and Sayin' Nothing』James Brownを聴こう!といってもJames Brown本人はピンボーカルで、リズムを重視してるのに歌なんだ…といった肩透かし感があったり。本当に凄いのはバックバンドのThe J.B.'sなんじゃないのか?とか生意気なことを思ってたわけですが、この曲を聴いて目が覚めました。

5:23~「stop!」でピタッと演奏が止み、声だけでグルーヴを保っていくJames Brownのファンク力(りょく)。ずーっとスポスポ心地よく音をハメまくる能力にやっと気づきました。生み出されるリズムが自然すぎて、凄さに気づけなかったんだと思います。

この曲の一番長いComplete Versionでは『Sex Machine』でも有名な「ゲラッポ!」も聴けるので一石二鳥?です。聴き方を少しですが掴んできたので、どんどんハマっていきそうです。

 

- - - - - キ リ ト リ - - - - -

 

今日の「1日1ラ」は、2020s・397位・G Jones『Paths』

①細やかに輝く明るいシンセの音色。反復。キャピキャピ感が増してくる。②一曲通してポップに弾けるシンセリフがキレ良く鳴り続ける。ドラムはトラップっぽい溜め感があるがベースの主張が弱くハイハット乱れ打ちも無い。③ハンドパンやボーカルサンプルなどが継ぎ接ぎされている。グワーンと上がるビルドアップからDubstepらしき何かが始まった。ゲームの効果音や808カウベル、銃のSEなどがリズミカルに散らばっている。④トラップだけどなんだか空想的でもやもやした変なサウンド。⑤1曲目のようなポロポロしたシンセ。終始落ち着いたハーモニーを堪能できるアンビエントナンバー。⑥トランシーバーのような音声、フェイザーが掛かったスネア。不規則に思えるリズムパターンがアヴァンギャルドに展開していく。止めどないグリッチに翻弄されるがサウンドのおかげでとても心地よい。⑦頭を食ったシンセリフがのほほんと置かれているがやがて粗く尖り、持ち場を飛び出し立体的になる。トランスっぽい。アウトロの感触とても良い。⑧ピアノが即興で歌を紡いでいる。高まってきて、エレピの幼さに落ち着き、歪んでまたピアノに戻る。ワープしたレコードの如く音程が揺れている。⑨せわしなくループし続ける音源にトラップドラムが重なる。どこに何を見出せるのか全く想像がつかない、バーチャルな郷愁がある。⑩煌めくサウンドスケープに覆われシームレスに始まる。同じだと思っていたコード進行が入れ替わっていたのでただ反復しているだけではない模様。⑪木管楽器(パンパイプ?)と煌めく電子音のコラージュ。女の人が何か喋っている。やがて沈黙した空間で「except what i remember」と言葉を残し、切なくヒートアップ。

総合:美しくも儚いエレクトロポップ。Future Bassかも。これといってキャッチーなメロディは見当たらないが、その見当たらなさに魅力があると思う。攻めつつもポップなダンスミュージックに留まっている。

お気に入り:⑥⑪

今日はここいらで、おやすみなさい。