音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

パンツ【今日の吸収 #185】

おはようございます。

  • 💿Ralph - 24oz (2021)
  • 💿Obywatel G.C. - Tak! Tak! (1988) 👀

とにかく明るい安村 a.k.a. MC TONYの楽曲がリリース。最近Ralphと組んでいるDouble Clapperzがプロデュース。音作りが本気なのでテキトーな歌詞がよりじわじわきます。コメント欄に日本語訳があるのもふざけてて面白いw

でも普通にカッコいい。Hookもキャッチー。PPAPに次いで流行るか!?あと1stシングルって書いてあるのでので2ndも楽しみにしています。いけいけトニー。

 

- - - - - キ リ ト リ - - - - -

 

今日の「1日1ラ」は、80s・618位・Obywatel G.C.『Tak! Tak!』ポルトガル語?ジャケットがニューウェーブっぽい。

①硬質なピアノと丸いハモンドオルガン、ヒステリック気味の男性ボーカル。そしてこの虚無的な明るさはポストパンク…というか、前聴いたRepublikaと同じ雰囲気だ。でもミックスは開放的で聴きやすい。サックスソロが入り、ギターがジャン!でもうひと盛り上がり。カッコいい。②スタバ…。怪しげなシンセベースとボンゴ?。クロマチックに上下するメロディが怪しさを増長させる。さらにオペラチックな女性コーラスも入ってきてビックリ。2番終わり?でギターのキメが入るがボーカルは逆にトーンダウン。好きだなー。怖いけど。③女性の声がカットアップされてビートを創り出す。激しくかき鳴らされるアコギ。かなり気合が入ったカッティング。ボーカルはテンション高め、よく響くスネアとハードなギターが重なり中々聴いたことがないミクスチャー感を醸し出している。サビのコード進行はI→bVIIonI→bVIonI。ルートビタビタの逆階段進行とでも言えばいいのか、明るさは担保されつつひねくれた感じもみえる。④ぼやぼやと音が散らばったよくわからないイントロからオルガンを伴奏にローテンションで歌い出す。これはバラードかな?左右から呼びかけるようなコーラスとアトモスフェリックなサックス、ギターで切なさ爆発。最後に出てくるフレットレスベースがめっちゃ良い。⑤淡々と続くジャズ・ブルースっぽい演奏に女性のスポークンボーカルが乗っかる。ちゃんとサビもあった。男性ボーカルとギターがイン。ブルースのニュアンスを保ちながら端的に盛り上がる。2番サビ後で機械的なドラムが速いテンポを刻み始める。フリーなサックスソロが始まる。シンセベース?はウォーキングになっても良さそうだが、無表情を崩さないプレイ。代わりに左右からスラップベースが飛んでくる。女の人が何かを訴えるように叫んでいる。⑥打ち込みのビート。全編電子楽器で冷ややかな空気。静かに9thで終わるメロディ。サビでは美しいコーラス。ルートビタビタ逆階段進行っぽいのが出てくる(I→bVIIonI→VImonI)。さっき全部電子ていったけど唯一の生楽器サックスが出てきた。後半にはアコギも。⑦ファンキーで金属質なスラップベースと滑るギター、ハハハと笑い声、wowow(?)。細かいビート。ハーモニーは変だがノリノリにはなれる。サビは結構ロックンロールな感じ、というかブルーノートが効いていて良かった。アウトロで急に怖くなる。⑧抜き足差し足のジャズブルースのような。ギターみたいなポロポロしたシンセが気持ちいい。中盤でゆったりとしたテンポが徐々に加速。走り切って止まり、逆再生の音声が流れるなかシンセでクールダウン。怖い。

調べてみるとObywatel G.C.はRepublikaのボーカル・Grzegorz Ciechowskiがバンド解散後始めたソロプロジェクトらしいです。似てるとかじゃなくてまんまでした。

総合:情緒不安定で冷たいポストパンク。捻れた明るさ/暗さが歌唱・サウンド全体から感じられる。丁寧なミックスも良い。これだけ尖っていながらポップさも兼ね備えているのが凄い。

お気に入り:①③④⑦

今日はここいらで、おやすみなさい。