音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

1/2年分【今日の吸収 #184】

おはようございます。

  • 💿Battles - Juice B Crypts (2019)
  • 💿Supertramp - Breakfast in America (1979) 👀

今日の「1日1ラ」は、70s・202位・Supertramp『Breakfast in America』!かなり目を惹くジャケットですw

①ブライトなピアノがじわじわフェードイン。半音移動が癖になる。ロックなギターやコミカルなコーラスで一度盛り上がり、短調に落ち着いたのちサックスソロへ。滑らかで心地よい。ボーカルもしっとりと入る。だんだんと音数も増え、長調に戻りアンサンブルがより一層きらめき出す。②短調のオルガンと滑るベース、カスタネット。中性的なボーカルに交代。メロディの譜割りがちょっと独特。サックス!カッコいい。ファンキーでブルージーなアウトロも良い。③動かないベースに細かく刻まれるハイハット。コードの√音である相対シ♭とメロディのシがぶつかっている。同じピッチでの反復を優先したということだろう。二つのボーカル/メロディが交差するところも楽しい。ドラムが豊かなダイナミクスの変化に貢献している。④表題曲だが短い。ズンチャズンチャとレゲエのようなリズムが続く。バロックな雰囲気。⑤どうしてもBeatlesの方を思い出してしまう(キーも同じだし)。キーが同じとはいったが、冒頭はサブドミナントだけがかなり長く提示されるため下属調に聴こえた。面白い。ギターはロックンロールな感じもある。半音下降していくのが気持ちいい。⑥透き通る一本の高音シンセと静かなピアノ。ピアノは跳ねたリズムを作り始めハーモニカが渋い音色を奏でる。シンセは消え歌へ移る。軽やかに雪道を散歩しているような。『Even In The Quietest Moment』を聴いてから、Supertrampのピアノトーンに雪のイメージがついてしまった。あまりにも雪が似合う。ハーモニカ、サックスの掛け合いがあったり愉快な曲。⑦力強く歌い上げるピアノのイントロ。トニックで√を乗せないボーカル。溜めている。やっとV7が来て、ついに爆発するか?と思った矢先に飛び込むIIm7。まだかい!2:58~ここでまた期待が膨らむ。トニックは来るが乗るのは3rd(ハモりで√歌ってるけど)。うおー、すごい。大人だな~。⑧今度はエレピの出番。ギターのバイオリン奏法→アルペジオ、スネアのフラムだったりシンプルにみえて色々やっている。ロックなギターと共に食って入るサビ、その後のライドシンバルも良い。ラスサビ後はスネアが倍になり体感テンポアップ。⑨テンポが落ちシンプルなバラードに。エレピと静かな裏打ちハイハット、ベースとサックスだけ。ボーカルはその中で揚々と歌い上げる。ちょっとラウンジミュージックぽい。aug7も良い。⑩16分単位で細かく刻まれるオルガン。フィルがカッコいい。そしてファンキーなベースリフ。ボーカルの掛け合いからの綺麗なハモリでやられる。間奏には煌びやかなピアノが満を持して登場。裏のベースが何気に良い。間奏かと思ってたけどそのまま終わりそう。サックスも来たし。

総合:キーボード/ピアノが美しいプログレポップ。滑らかなハーモニーと豊かな曲構成で飽きずに最後まで楽しめる。ミントのような爽やかさ。

お気に入り:③④⑦⑩

今日はここいらで、おやすみなさい。