音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

Electric Masadaはテストに出ます【今日の吸収 #154】

おはようございます。

  • 💿Electric Masada - At the Mountains of Madness (2005) 👀
  • 💿botsu vs nul - Revolver (2023) 🔥
  • 💿Xiu Xiu - Knife Play (2002) 👀

Electric Masada『At the Mountains of Madness』、カッコよすぎました!
フリージャズ×ハードロックのKing Crimson『Red』的サウンドに東欧系ユダヤ音楽・クレズマーのエッセンスが溶け合って燃え上がっています。。異なる2つのライブ音源が収録されているためかなり長いので、とりあえずテンション高めのDisc 2だけでも聴いてみてはいかがでしょう。
おすすめはグルーヴィな2:3ポリリズムが楽しめる『Lilin』、火力MAXな『Idalah-abal』『Metal Tov』です。『Metal Tov』からは15拍子・ヘヴィなサウンド・東欧テイストといった共通点があるSystem Of A Down『Soil』を思い出しました。でもそんなに似てなかったw

 

- - - - - キ リ ト リ - - - - -

 

今日の「1日1ラ」は、00s・287位・Xiu Xiu『Knife Play』

①カシャカシャと音を立てる金属的なパーカッション。ストリングスと加速するキックの次にはギザギザに潰れたノイズ。その中で聴こえるヒステリックなボーカル。混沌としていて感情の置き所が難しい。②湿っぽく張り詰めたハイテンポな4つ打ち。急に来る怒声。怖い!純度の高い狂気。③ちょっと変なブラスとカシャカシャベル。民族的なビートに感情をぶちまける。途中で左右のチャンネルが完全に分離し膝を曲げる。おめでたい。④ジャジーなドラムだけが正気を保っている。病的にローテンションなボーカル、ぐしゃぐしゃに歪んだキーボード?が闇を作る。⑤キンキンとしたノイズが飛び回ったりするが比較的落ち着いている。悲しみを感じる。⑥ドラッギーにエコーが掛かったドラムマシンが不安を誘う。チープなシンセが不気味。⑦離れた場所に置かれた音たちが空間を広げる。アンビエント風。テンションは一向に上がらない。⑧無感情なアコーディオン。アコギも暗く籠った音。作り笑顔のようなメジャーコード。⑨虚ろなダンスフロアに4つ打ちが空しく響く。普段なら明るいドレミファソラシドーといったメロディも投げやりに聴こえる。⑩ついに4つ打ちに覇気が無くなってしまった。癇癪を起しているような曲。⑪ピアノの弾き語り。音数が非常に少ないぶっきらぼうなハーモニーからは、もはや生気を感じない。ローテンションの極み。最後には悲痛な高音が打ち付けられる。

総合:得体のしれない不気味さが付き纏うダウナーなポストパンク。ボーカルの表現力がサウンドの狂気に拍車をかけている。多分100%悲しい気持ちになるので、おすすめはしない。個人的にここまでくると苦手。

お気に入り:④⑧

今日はここいらで、おやすみなさい。