最近いっぱい聴いているバンド、Napalm Death。かつて「世界一短い曲」で存在を知り、3~4年前に1nd~2ndまで聴いた。私の中での彼らの印象は初期のグラインドコア路線で止まっていたが、今年7月に『メタルとパンクの相関関係』を読んで編集者の推し具合に興味をそそられ、一週間前にようやく3rd以降を聴き出した。とりあえず今日聴き終えた8thまでの段階で色々と作風が変化していて面白い。より長尺かつプログレッシヴな曲作りにシフトしデスメタルへの方向転換が見える3rd。4thではプロダクションが綺麗にまとまり演奏もタイトに。5thでモノトーン気味のフレーズが増えてグルーヴメタル寄りになるが、6thからはモダンでキレイすぎるプロダクションと付点リズム(トレシーロ~ダブルトレシーロ)の多用で味気なくなっているような。8thはらしさを取り戻した感じがあってちょっと良いかも(クリーンボーカルだけいらない)。最新アルバムが16thなのでちょうど折り返し、なんかよくわかんないけどここまできたら全部聴きたい。
2ndまでは別枠として、今のところ一番好きなのは4th『Utopia Banished』かな?好きなのかはイマイチ分からない(弱い曲が幾つかある)けどアンサンブルの雰囲気は一番好き。要であるドラムスがMick Harrisから現メンバーのDanny Herreraに変わったのがデカい。インダストリアルな縦の合い方はまだこのアルバムでしか確認していない。