ギターを弾こう。およそ半年間もの間完全放置のインテリア状態だったので、随分と寝ぼけた色をしている。黒いボディは大量の埃を被ってねずみ色に、弦は錆びて茶色になっている。ピカピカにするため、弦交換を行った。古い弦をちょん切り、ネックとボディを拭いて汚れを落とし、用事のついでに買ってきたERNIEBALLのHYBRIDをとっつけ、生まれ変わった。アンプに繋いで、Amplitube(無料版)を立ち上げ、信号を接続。ひさびさのギターの音は・・・ツヤがある!!!そして、どういうわけか、これまでに気になっていたパチパチパチ…という揚げ物ノイズが消えている!!!ヤッター!!!早速色々弾いてみよう。まずはクロマチックの準備運動をしてから、そのあとにBOØWY《Bad Feeling》のカッティングリフで腕試しをしてみることに。流石に半年のブランクは大きい。全然弾けなかった。左手のミュートは追いつかないし、右手は硬くてしならない。ぎこちない。こんな感じに。
20分くらいこれだけ弾き続けた。リフ冒頭「ツタラタ」の「タラ」の部分でプリングをするのだが、それを必要以上に力んで繰り返してしまったからか、左手薬指の腹の皮がめくれた。しかも結構深くめくれて触ると痛いレベル。せっかくノイズなしのピカピカギターが弾けるようになったのに残念、やむを得ず中断。ギター練習に指皮めくれは付き物だが、このレベルでめくれるのは初めてだった。練習を始めて30分も経っていないのに。半年空白があるとこうなるんだな~。かなりダルい~。そのあとは、一日中左手だけミュウツーみたいにして(薬指と小指を閉じて三本指で)暮らした。治ったら早く曲作ろう。《Bad Feeling》はしばらくおあずけで…。
そんでそんで話題はもう一つ。Meshuggahが昨月Summer Breeze 2024で披露したパフォーマンス全編のプロショット映像が公開されていた!!!前回(2019)はライブが終わってから動画公開までの間が1年以上もあったのに、今回はとても早い!!!本当にありがとうございます!!!今日の25時にYouTubeでも公開されるらしい。
直近のプロショットは23年11月に行われたBloodstock Open Air 2023のヘッドラインアクトだったが、それに比べると大きくセトリが変更されている。Bloodstock Open Air 2023のセトリはImmutableツアーのもので、それを基準に、2023年11月下旬から始まった北米ツアーでは《Light the Shortening Fuse》《Straws Pulled at Random》がOUT、代わりに7年振りに《Perpetual Black Second》、15年振りに《Humiliative》、そして《Bleed》がIN。*1続いてヨーロッパツアー初日、2024年3月7日を境に《Ligature Marks》《The Abysmal Eye》がOUT、《Kaleidoscope》《God He Sees in Mirrors》がIN。これらの4曲はどれも『Immutable』収録曲*2で、INの2曲はライブ初披露となった。今回のSummer Breeze 2024のセトリは、このヨーロッパツアーのセトリの短縮版である。
まず、セトリから良い。主要なディスコグラフィを殆ど網羅した初心者にもオススメできる曲選だ。*3そして、演奏も良い。ライトパフォーマンスも良い。カメラワークも良い。Bloodstockで素晴らしかったサウンドもさらに良くなっている。神ライブ映像。しかし、だからこそ惜しいところが目立つ。Fredrik(gt.)の即興ギターソロがあまりにもワンパターンなのが勿体ない。折角いいソロを書けるし書いてきたんだから、それをやってくれ~。まあ、ソロプロジェクト(Special Defects)のためにアイデアを貯金しているのだと思いたい。
ともかく、ライブ映像を見てくれ!!!
*1:なおツアー初日から7日間に限っては《Future Breed Machine》に代わって13年振りに《Electic Red》が演奏されている。
*2:これまでにライブで演奏されていない『Immutable』の曲は、インストを除くと《Phantoms》《I Am That Thirst》《The Faultless》《Armies of the Preposterous》の4曲。《I Am That Thirst》はそんなに難しくないしやりそう。《Phantoms》も同じくらい複雑な《God He Sees in Mirrors》が無理とかいって結局やったからやりそう。残り二曲は地味だからやらなさそう。
*3:あとは2nd『Chaosphere』から《New Millennium Cyanide Christ》辺りを入れてくれれば完璧だが、2ndの曲は技術力や精神性を理由に全然やってくれない。ただ、今年は2ndの25周年。Tomas(dr.)がやらないと宣言していたとはいえ、可能性は無きにしも非ず。