なるたけ遠くに逃避計画

THE ULTIMATE ESCAPE PLAN

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北海道旅行から帰ってきて1日経った。足腰の痛みは取れていないがだいたいの疲労は癒えた。睡眠最高。さて、昨日はライジングサンについて「明日詳しく」と書いたものの、案の定、まだ投稿できそうにない。また完璧主義癖が邪魔をした。私が明日やる詐欺の常習犯であることをちゃんと覚えておくように。それで、いちいち「完璧主義」と書いているとそれは自己暗示になって、やがて一生それを言い続けることになりそうなので、もうやめておく。…という話は以前した気もするけど、まあいいや。そういえば、帰路の飛行機~電車でBlueskyにてFFの方が紹介されていた樋口恭介『生活の印象』Kindleで読んだ。これがとても良かった。恥ずかしながら著者のことは存じ上げていなかったが、あくまでも自分に向けて書かれた等身大で雑多な文章の束、いわば完全な鍵垢の「ツイート」を覗いて、私もまさにこういう感じでこのブログを続けていきたい!と思った。既に文体が影響されているかも。

 

98篇のこの書き出しにも共感した。

 

書いていないと気が沈んでくる。書いていると、そのあいだはまだましだが、それはある種の逃避にすぎないのだろうという思いも拭い難く、うっすらとした絶望は脳裏につねに張り付いている。

(樋口恭介『生活の印象』, p109)

 

「音楽を食べていくよ!」という激ダサブログ名を現在の(またも激ダサな)「なるたけ遠くに逃避計画」に変えたとき、まさに同じ思いが強くあった。ずっと逃げている。まあ、厳密に言うと同じではない。私は完全な無職なので、脳裏に張り付いている絶望の濃さが大幅に異なる。

 

あと、『生活の印象』にまとめられた文章はどれも面白くて、どんなに短くとも形になっている。そら小説家だもの。一方の私は、状況に応じてポンと生まれた脳内のオノマトペを何も考えずに放り投げることさえしている。完全な無意味、ただの埋め草。でもこのままでいいと思っている。私はそもそも考えるより感じるタイプの人間であって、利口すぎるのは性に合わないというか、疲れる。

 

急に音楽の話に飛び移ってみたりする。…これまた旅の帰路に、去年大絶賛されていた結束バンドのアルバム『結束バンド』を聴いたら、何がそこまで良いのかサッパリ分からなかった。曲が強いから評価されているのかと思ったのに、普通。一言一句ハッキリ発音してカラオケみたいな歌い方をするボーカルも苦手。この「うたのおねえさん」感はアニソン全般そうなのかもしれない。先週出た『Re:結束バンド』も同様。普通に考えて、『ぼっち・ざ・ろっく!』本編を観ていないからだろう。めんどくさ。観たくない。