なるたけ遠くに逃避計画

THE ULTIMATE ESCAPE PLAN

Rolling Stonesをようやく咀嚼する

 

温故知新の精神で昔の音楽を聴く。今日は、Rolling Stones『The Rolling Stones』『Sticky Fingers』を初めて聴いた。

 

Rolling Stonesについては、Beatlesに並んで60sロックを席巻した超伝説バンドとして有名であることを知っていながらも全然聴いてこなかった。初めて彼らを認識したのは高1のとき。友人AからBeatlesの存在を教わりその煌めきに耳を奪われている最中という運の悪いタイミングに出会っていた。しかもそのころは古典的なブルースに対する免疫が全く付いていなかったため、いくつかの曲を聴いて抱いた感想は「古臭っ!」だった。ひょんなことで向き合う機会を捉え損ね、1年経過。ふとネットのおすすめ情報か何かをきっかけに『Let It Bleed』を一枚聴いたが、良さが理解できなかった。しかし「理解してやる」といった負けん気?の表れなのか、それともただの興味由来なのか、以降なぜかこのアルバムだけは高校卒業までの間頻繁に聴き続けた。が、一辺倒な努力は実を結ばなかった。単純接触効果のせいか拒否感は無くなったが、1曲目の《Gimme Shelter》以外には面白味を感じなかった。去年リリースされた『Hackney Diamonds』は話題性の観点から不真面目に聴いただけに留まり、結局現在に至るまでRolling Stonesは理解できずにいる。

 

…といった状況を打破するため、とりあえず1stと名盤『Sticky Fingers』にチャレンジすることにした。やっと理解出来た!!!!前者はルーツ丸出し音質剥き出しであまり面白くないが、後者はよく聴いた『Let It Bleed』の直後に出たアルバムだということもあってかとても自然に受け入れられた。《I Got the Blues》が長渕剛《とんぼ》に似ていて、アレ!?と思った。ついでに『Let It Bleed』も聴いたが、《Gimme Shelter》以外の曲も普通に良かった。《Love in Vain》の鼻にかかった「インマヘーーー」は若干ムカつくと同時に好きだし、《Midnight Rambler》はシャッフル/スクエアとテンポの流動的な変化が面白い。ゴスペルと融合した《You Can't Always Get What You Want》は締めとしても完璧。うーんなるほど!やっぱり3年前の私の身体にはブルースの受容体が不足していたらしい。

 

ちなみに60s英ロックバンドとして他に有名なThe WhoThe Kinksに関しては全くと言っていいほど聴いたことがない。早いうちに浚っておきたい。

 

 

一方、Dos Monos『Dos Atomos』は今日で8周目。

  • 《MOUNTAIN D》のMVカッコいい。
  • テーマも曲構成も《medieval》の延長線上にあるものなのかもしれない
  • 敗戦国的モチーフは全体的に強く出ていた
  • ギタートーンがチープである理由について考える
  • 《DATTO》の1:28辺りでマリオのPスイッチBGM(というかプレイ音声まるごと)をサンプリングしているという気づき

 

輪をかけてリリパが楽しみになってきた。ひゃ~~~~