7時起きからの二度寝、12時起きで実質早起き失敗。昨日と全く同じ過ちを繰り返してしまったが、今日は特にしょうがないと思う。なにせZAZEN BOYSの新譜が。日を跨いですぐ再生ボタンをポチーである。
開幕からチャキチャキのテレキャスター。「繰り…返される諸行無常」と向井秀徳お馴染みのセリフが挨拶代わりに放たれたところでまず一息。そして堂々たるスクエアビートと乾き切った振動を感じさせるベースがじわじわと身体に馴染み始めた。
これが令和のZAZEN BOYS!
嬉しい~~!!!
やはり布団の中で聴く代物ではなかった。
続いてご機嫌なカウントから始まる《バラクーダ》、「とにかく音で楽しめ」系のダンス・チューンだ。ここで完全に目が覚めた。去年の冬にJames Brownでファンクを噛み砕いて以降、約1年振りくらいにザゼンを聴いた…ということもあってか、よりドデカい稲妻を食らった気がする。ただただ楽しかった。
歪みを増し、さらに鋭利なテレキャスターがバシバシ決まる《ブルーサンダー》ではその音色やフレージング共にNUMBER GIRLに接近する。後半のベースが超カッチョいい。
《黄泉の国》はかなり好きだ。タイトな11拍子に対し節を効かせた詩をルーズに乗せるというかなり面白いアプローチをとっている。七五調だったり民謡ぽかったり、かなり強く和を感じる。深夜のバーにいる変なオヤジ感があるのも良い。そういう点では《八方美人》も似ている。
歌モノと言っていいのか分からないが、《チャイコフスキーでよろしく》《ブッカツ帰りのハイスクールボーイ》《永遠少女》も良い。
《公園には誰もいない》は、おでん。
《YAKIIMO》からの流れは鳥肌モノだ。今までバキバキに跳ねていたベースは沈み湿り出し、アンサンブル全体でダブ的ローテンションに潜る。焦げ臭いセピア色の情景を想起させるポエトリー・リーディングが素晴らしい。アウトロでシャッフルに切り替え緩やかに盛り上げたのち、ラスト2曲《乱土》《胸やけうどんの作り方》ではヘヴィな縦ノリにシフト。私のフェイバリット《HARD LIQUOR》にも似たテイストでとても興奮してしまった!!!!!!!
キャー
盆踊りみたいな締めもらしくて大好きだ。
しばらくヘビロテするだろう。
今日はここいらで、おやすみなさい。