音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

人生初ダーツでブル三発

 

おはようございます。

 

10時起床、早起き失敗。トースト。

 

今日は中学以来の友人とダーツをしに行った。

 

なぜダーツなのか?

 

知らない。

 

19時集合。ダーツのお店は飲み屋街に面したビルの2階にあった。キャッチを避けながらエレベーターに乗るとひんやりとした空気に覆われ、ピカピカのドアが閉まる。あまりにも内装が綺麗だったのでまさか「そういう店」なのかもしれない、と不安になってきた。間もなく上昇しそして怖い箱から脱出。歩みを進めそれらしきドアを開けると、厳めしい黒が視界の80%を占める怖い空間に辿り着いた。

 

カウンターに佇む男店員もガチガチの黒スーツを着ている。雰囲気作りのためといえども怖い。勇気を出して注文。今日は軽く1時間プレイしたいということで30分毎に料金が加算されるコースに。男店員は意外と柔らかい受け答えをしてくれた。安心した。

 

ダーツの矢(ややこしいことにダーツというらしい)が入った筒を渡され、割り当てられた番号が書いてある的(ダーツボードというらしい)へ移動。2024年ともなるとボードが光る!朴訥な表情を想像していたが、ずいぶんとエネルギッシュで顔色も良い。そしてその上と下にはゲームスコア推移を表示するスクリーンが!これだけでもう楽しくなった。まるで遊園地に来た気分。

 

下のスクリーンはタッチパネルにもなっていて、どういうルールでプレイするかを選べるようだった。とにかく今回は1時間しかないので、一番左にあるよくわからないものを選んだ。ちなみに私はダーツ未経験、友人は数年前に一度だけやったことがあるが実質未経験だという。すなわちルールなど知る由もない。

 

はじめに「01」というルールをやった。まず友人が唯一覚えていた最低限の所作というか投げ方をレクチャーしてもらい、そこから習うより慣れよの精神でやってみた。ポイポイ。あらぬ方向に飛んでいくダートたち。私はダブル、トリプル、ブルとかの点数関係は知っていたものの、もちろん狙えるわけがない。的に当てることを最優先に投げ続ける。友人も同様、半分当てて半分外す感じ。

 

最初に「501」という数字が表示され、的に当てる度にその点数分引かれていったのでゴルフみたいなんかな?と思いながら。

 

数ターンすると少し慣れてきた。結構力を抜いて投げても刺さることが分かった。スコアは友人と互角。最終的に4点差となった。

 

次に「クリケット」。今度は的の一部が当てて欲しそうに光り出した。命中すると色が変わったりしたのでどんどん当てた。途中まで点数が加算されずよく分からなかった。このルールは陣取りゲームのようなものなのだが、ゲームが8割ほど進行した時点でようやくすべてを理解した。

 

波に乗ってきた最中、3個左隣の席でプレイしていた男女3人組がボリュームを上げてはしゃぎ出した。その中の一人、露出度の高い服を着た女性は甲高い声で「9番はヤバい!9番はヤバい!」と騒ぎ立てる。不思議とやかましさを感じない。この時ようやく気づいたが、店全体がかなり騒がしかったのだ。騒音に対する閾値が上がり感覚がマヒしていた。急に右隣数m奥の団体客の飲みコールらしきものも聞こえ出した。ライブとかでもある感覚。没入している。

 

こういう雰囲気も案外悪くない、と思いながら矢を投げ放つ。

 

9番に当たった。

 

ヤバいと噂の9番である。一度何かに期待して身体を硬直させてはみたものの、当然何も起こらない。肩の力を抜き、そのまま続けて2回投げ、ターンエンド。

 

振り向いた瞬間、友人は「おっひょ」とグーフィーのモノマネをした。私は何事もなかったかのようにジュースを飲んだ。

 

そのあとブルを三発出した。

 

今日はここいらで、おやすみなさい。