おはようございます。
9時起床、早起き失敗。クリームパン。
昼から友人とラウンドワンに行きボウリングを2ゲーム程したあと、ゆるく駄弁りながらいろんな場所を歩いていた。
ボウリングは実質人生初だ。親曰く何度か経験があるらしいが、物心つく前にやっていたせいか全く記憶がないので。Wii Sports Resortでならやったことあるよ。
ラウンドワンは中学の打ち上げ以来、数年振り。自動ドアを通るとパチンコ屋のような騒々しさが襲ってきた。友人は「5分で慣れる」と言っていたが、その通りだった。
スクリーンで発券し、ボウリング場に移動。指定のレーンを見つけて荷物を置いた。レンタル靴を借り、よくわからないまま8ポンドのボールを手にした。レーン手前に横たわる細長いソファの前にあるスクリーンの「ゲーム開始」を押す。レーンの真上にあるスクリーンの表記が変わった。なるほど。
まず友人が投げた。一応二、三回の経験があるらしいが、四捨五入すると私と変わらない。やはり全ピン倒しには至らなかった。私も初心者なりによく見るフォームを真似して投げてみた。右利きなのに右に曲がった。レーンが長いのかボールが遅いのか分からないが、とりあえずかなり遠くに転がった感覚。端のピンが3本ほど倒れた。ｽｺｰﾝ！と気持ちのいい音はあまり聞こえなかった。ではもう一回。またも右に曲がりガターに吸い寄せられた。うーん、難しい。
3フレーム目で手首に痛みを感じ、5フレーム目くらいで薬指の第一関節辺りの皮が擦れてイテイテになった。親指の爪も割れていた。友人も同様。投げ方を工夫すれば防げたものなのだろうか。当然だが重い球はテキトーに投げてはいけない。
結構サクサクと投げていたら30分もしないうちに終わってしまった。具体的なスコアは覚えていないが、1ゲーム目は私が、2ゲーム目は友人が勝った。どちらも僅差だったので本当にトントンだった。ちなみに私は1ゲーム目の後半と2ゲーム目の初投でストライクを出した。便利なことに、スクリーンのスコア表をタップすると録画されていた映像を見ることが出来た。スマホで撮っておいた。おそらく人生初のストライクの瞬間である。めでたい。
面白かったが、思ったよりも展開が早かった。そして、ピンが遠い。ラウンドワンの建物の上には象徴的にピンが立っている。やっとあのピンが見られるのかと楽しみにしていたが、その姿は遠い。もはや実体を感じない。ボールはレーンの奥に進むにつれて実世界から離れていき、やがて虚像であるピンと接触する。ボールを投げるたび、無機質に上下するピンセッターが世界の境目を明らかにする。
私はピンに会いに来た。ピンの家や、ピンとのグリーティングタイムはないのか。そう思いながら外に出て建物を見上げると、そこにピンは立っていなかった。
今日はここいらで、おやすみなさい。
