おはようございます。
- 💿KRAFTWERK - Tour de France Soundtracks (2003)
- 💿Black Sabbath - Heaven and Hell (1980)
- 💿XTC - Drums and Wires (1979)
- 💿XTC - White Music (1978)
- 💿P-MODEL - IN A MODEL ROOM (1979) 👀
- 💿IC3PEAK - Kiss of Death (2022)
- 💿Deathspell Omega - Paracletus (2010)
- 💿Alain Bashung - Bleu pétrole (2008) 👀
初期P-MODELサブスク解禁!!!!!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!
1st~3rd、そしてベスト盤『P-Trick Plan』がリマスタリングに伴って解禁されたようです。たまたまKraftwerkとXTCを聴いていたのでなんという偶然かと!
P-MODELは音楽性(ニューウェイブが軸)の変遷が面白いバンドですが、1st『IN A MODEL ROOM』は全アルバムの中でもかなりポップなんじゃないかと思います。サウンド面で言うと(ここ重要)。ジャンルで言ったらポストパンク、テクノポップ。全体にわたってピコピコしていて楽しげです。メロディもポップで聴きやすいですよ。パンク要素は結構強く、完全にピストルズを意識した黄色とピンクのカラーリングからも見て取れます。
また、パンク精神は歌詞にも表れています。そもそもこのアルバムはジョージオーウェルのSF小説『1984年』をコンセプトにして作られたそうで*1、小説のディストピア観を反映した社会批判を歌っています。⑤『子供たちどうも』ではもろ作中の造語「二重思考」を引用しています。ピストルズのようにド直球な表現は少ないように思えます。
各楽曲のテーマ考察*2
①ディスコミュニケーション
②健康への執着・大量消費社会
③上層階級
④洗練された表層
⑤不条理な扱いを受ける次世代への懸念
⑥内部腐敗した社会
⑦大衆文化
⑧二重思考・混乱
⑨タバコ批判*3・白人主義
⑩虚飾と現実
⑪遮蔽物としての芸術
ポップに身を置きながらもアンチ・ポップなスタンスをとり、「ピンクは血の色(⑩)」と合唱しながらも自らピンクの衣装を纏う*4。アーティストだなあ。
また、音楽理論的な視点から見ると、今作では「全音音階(ホールトーンスケール)」が多用されています。このポップかつ奇妙な音階はポストパンクのアンビバレンツを表現するのにぴったり*5。⑦『サンシャイン・シティー』のイントロが最も分かりやすいでしょう。
あとクロマチック(半音)な音使い。また⑦『サンシャイン・シティー』になってしまいますが、歌の入りの「サンシャインシティ~~~イ↓~イ↑~イ↑~イ↑~」ってところは半音ずつ音が動いています。⑨『ホワイト・シガレット』のイントロリフもそうですね。怪しげで好きです。
わずか30分。最後まで皮肉たっぷりのトキトキに尖ったアルバムです。長くなりましたがぜひ。ポップが苦手な方は3rd『Potpourri』も!(個人的には1stより好き)
- - - - - キ リ ト リ - - - - -
今日の「1日1ラ」は、00s・850位・Alain Bashung『Bleu pétrole』!フランス語すね。
①フォーク。アコギとベースとドラム。エレキとバンジョーも。ときどき笛みたいな謎の音が鳴る。老成した安心感のある歌声。②シュッポッポ!?ストリングスが加わった。③リズムマシンの打ち込みドラム。生ドラムも入る。トライアングル。④なぜかドラムのパンが若干右寄り。語るようなボーカルにはラジオエフェクトがかかっている。サステインの長いエレキギターは途中で揺らぎだす。ベースもカッコいい。⑤表を強調した淡々としたバックバンドにスポークンワード。金星。⑥優しく歌い上げる曲。レゴってなんだろう。9分!長!⑦軽快なドラム。爽やかなアコギ。シンプルなメロディ。⑧裏に入るスネアとうねるベースが癖になる。怪しげ。⑩ベルの音と激しめなギター。⑪落ち着いた曲。スライドギターとハーモニカ。
お気に入り:①④⑧
素朴なフォークは歌詞が分からないと難しい。
今日はここいらで、おやすみなさい。
*1:ヒラサワは『1984年』が大好きで、『ビストロン』でも同様のテーマを扱っている