音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

新年早々【今日の吸収 #247】

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

  • 💿Meshuggah - Nothing (2002)
  • 💿家主 - 石のような自由 (2023)
  • 💿Die, No Ties, Fly - SEASONS (2023)

昨日は家族でコタツを囲み、そばを食べ、『ゆく年くる年』を傍らに流しながら除夜の鐘と共に年を越しました。余韻に浸ることもなく歯を磨き、すぐさま布団に入り、そしてMeshuggahの『Nothing』を再生。2024年初めての音楽はMeshuggahでした。別に正月に似合うアルバムとかそういう訳ではなくて、本当にただの気分です。ただの気分ということは、私がかなりMeshuggahに憑りつかれているということです。

さあ、今年はいつごろMeshuggahに飽きるんでしょう。

そんなことはともかく。

起床し、親戚との会合をささっと終え、パソコンの前に着席。HIKAKINの結婚を確認。

「新譜を聴く」という新年の目標を掲げている私はそれに準じ、先月の20日にリリースされた家主『石のような自由』を聴きました。このタイトルと端的なジャケットの時点で良い匂いがプンプンしましたね。

超大きく言えばロック。大きく言いすぎか。まあいいや、。アナログな歪みが加わったボーカルと包み込むギタートーンが特徴的で、チューニングが標準的な440Hzよりちょっと高いこともあり「古き良き」感が強い。①は《Drive My Car》、②は『Revolver』辺りの曲っぽく、④は《Strawberry Fields Forever》的なサイケだったりと、隠しきれないBeatlesの影響を感じます。ボーカル・田中ヤコブの声質はJohn Lennonに近いこともあって(個人の感想です)、相性抜群だと思います。

③は一転してコーラスで揺らぐクリーントーンが目立つニュー・ウェイヴな曲調に。⑤のプリっとしたハーフトーンも好き。歌詞とメロディに癒される⑥はアルバムの中でもかなり好き。1番サビ後に一度だけある同主調転調は凄まじく感情をえぐってくる。メロトロンっぽいイントロの⑪ではボーカルがくっきりと目の前に。bVI→bVII→Iを突っ込み明るく諭し、ラスサビでは#IVm7-5を見事に挟みロケンローな締めまで完璧。

泥臭いサウンドだけどベタになりすぎない。日本らしい節回しもちらほら。基本まっすぐな流れに程良く置かれた裏切りも良い塩梅で、何より元気がもらえる一枚でした。

どうやらパワー・ポップというジャンルらしいのですが、通ってきたようで通ってきていませんでした。筆頭に挙がるアーティストとして、Weezerがいるみたい。あの青い背景に冴えない4人の男が棒立ちしてるジャケットで有名なあのバンド。知ってるけどなぜか聴いたことない。

次はWeezerを聴こうかな。

と、そんなことを考えているとスマホが震え出し、警報が耳を刺しました。

自室を飛び出しリビングのテレビをオン。NERF防災アプリも確認すると、紫色の能登半島に「震度6強」の文字が。私が住んでいる関東某所もそこそこ揺れました。まさか元日に大地震が起きるとは…。一応安全圏に住んでいるのでずっとテレビに張り付いているのも精神が削れるだけだと思い、そそくさと普段の生活に戻りました。

でもニュースは頻繁に確認しています。今でも怖い。

どうか多くの人が無事でありますように。

今日はここいらで、おやすみなさい。「1日1ラ」は少しの間封印するかも。