おはようございます。
- 💿Black Sabbath - Black Sabbath Vol. 4 (1972)
- 💿múm - Finally We Are No One (2002) 👀
AIによるEMINEM『Lose Yourself』カバー動画が面白かったのでシェアしておきます。
- - - - - キ リ ト リ - - - - -
今日の「1日1ラ」は、00s・942位・múm『Finally We Are No One』!
①キラキラしたLo-Fiの靄。
②時間を遮るLo-Fiエフェクトは消え、赤ちゃんをあやすオルゴールのような音が露わになる。ごちゃごちゃしているけど夢想的で心地よい。優しいブレイクビーツ。囁きかける女性ボーカルからは幼さも感じ取れる。
③リズミカルに並んだアナログノイズと可愛らしいトイピアノの感触。3:11~飾り気のないピアニカの音色が思い出へ橋を架ける。
④切り刻まれたパーカッション、丸く短いシンセや木琴がミニマルに反射する。浮き上がるメロディは明るく懐かしい。
⑤キュピーンと光っている。
⑥シンセのクローズドハーモニーがやるせなく地面に横たわり、木で出来た引きだしは開いたり閉まったりしている。行き場も無く徒然と宙を漂い続けるメロディは確かに暖かい。一度はエレクトロに侵食されるも、最後は遠い昔のアナログレコードに閉じ込められる。
⑦日常感のあるパーカッションというか物音というか。今度は虚ろなピアニカ。
⑧ピコピコ休憩。
⑨ピアニカ。ファとシが目立った不安定なメロディ。ハーモニーにも濁りが多くずっと抽象的。暗い。日陰で育った。
⑩遠くのドローンサウンドと風音。カーテンを開ける音?はたまた何かをブラッシングしている音?アンビエントな空間にぼやけた陽の光が差す。
⑪まだ風は吹き止まない。寄せては返すぷるぷるしたシンセの波。ようやくドラムセットの音が聴こえてきたが、はっきりとは思い出せないらしい。ボーカルの華奢な高音がとても美しい。郷愁の正体はずっと分からない。
総合:非常に抽象的なフォークトロニカ。アルバムを通してかなり上質な白昼夢体験ができる。ボーカルはもはや楽器と化していて、壮大かつ身近な風景の一部に過ぎない。好きだけど苦手。
お気に入り:②⑥⑪
今日はここいらで、おやすみなさい。