おはようございます。
- 💿Tool - Fear Inoculum (2019)
- 💿Supertramp - Even in the Quietest Moments... (1977) 👀
今日の「1日1ラ」は、70s・914位・Supertramp『Even in the Quietest Moments』!シュールで美しい、良ジャケットです。
①アコギの揚々としたストローク。チューニングが440Hzよりちょっと高い。ボーカルも明るい。聴きやすいポップな曲。渋いサックスがいきなり出てきて嬉しかった。何気にベースも良い。②ピアノ主体で展開していくバラード。転調先のトニックを伸ばしまくり、やや強引に転調する。#IVdimが長い。③アコギの艶あるアルペジオが左右を囲む。ボーカルがコーラスを引き連れて緩急をつけるが、これといった解決感が無いまま6分間が過ぎる。『Led Zeppelin III』に収録されてそうなモーダルな曲(ミクソリディアン1発として解釈できるのかな)。④ピアノと歌だけのストロング弾き語りスタイル。キャッチーなMaj7の響きから始まるポップで美しいバラード。歌詞がロマンティックで良い。⑤短調。表拍を強調したドラムと裏拍を強調したピアノリフのコンビネーション。打ち込みの類は使われていないが、ディスコっぽい。⑥序盤は『Happiness Is A Warm Gun』みたいな暗いバラード調。途中でカノン進行の変形が出てきて明るくなる。そこからのビヨンビヨンギター、そして渋サックス。最後は大人数のコーラスと輪唱し大団円。⑦締めにしてアルバム随一の長尺曲。まずは情熱的なピアノソロで心を掴まれ、重なっていたはずのか細いストリングスシンセ1本だけが残り、ざわざわと声援やファンファーレ、重く響く鐘の音がきこえてくる。しばらくしてシンセベース、シンセリードが鳴り出す。最後にシンセを持ってくるとは…。渋サックス登場でシンセ隊は静まりやっと歌が入るが、どこか寂しい。「I know, I know…」からの満を持したスネア1発、ベースのグリッサンドからのオールインは激アツ。しかしその熱もすぐ冷め、突風の中に取り残される。謎の声援再び。またシンセ主体の寒々しいオケに戻り、最後はクロスフェードでなぜかオーケストラのチューニングが流れ出しぐしゃぐしゃのままフェードアウト。れっきとしたプログレナンバーでした。
お気に入り:②④⑤⑩
今日はここいらで、おやすみなさい。