音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

ヤッフー【今日の吸収 #175】

おはようございます。

  • 💿スピッツ - さざなみCD (2007)
  • 💿テークエム - Communication (2023) 🔥
  • 💿The Hu - The Gereg (2019)
  • 💿Chris Squire - Fish Out of Water (1975) 👀

最近、単純拍子(3拍子・4拍子)の曲をその拍子通りに乗りつつ、重ねて5,7,9拍子で乗るという遊びをしています。ポリリズム感覚を育てるためにやってます。例えば4拍子と5拍子を脳内(そこまで考えながらやっているわけではないが)で共存させるとか。テンポが遅い曲ほどグルーヴを感じられて面白かったり。

あと、最近ブログを書いていて思うのは、、黒背景に白文字ってコントラスト激しすぎますよね?赤文字もなんか目に痛い感じがするので、近いうちにブログ全体のテーマを変えようと思ってます。

 

- - - - - キ リ ト リ - - - - -

 

今日の「1日1ラ」は、70s・446位・Chris Squire『Fish Out of Water』!Chris SquireといえばYesのベーシストですね。リマスター版の方を。

①オルガンが映える教会音楽っぽい?イントロ。Yesの時と同様、主張が強いブライトなベーストーンが良い。ドラムが入り楽器隊全体で小気味よく刻み始める。ELP以後のプログレといった雰囲気。8+7+6=21拍子。ボーカルはそこまで上手という訳ではない。流石にベースが結構動き、間奏では激しく暴れ回っている。アウトロで突然ストリングスが加わりシームレスに次の曲へ。②朗らかにゆったりと歌い始める。音数も減りメロディが引き立つアレンジに。音程低めのフルートソロ。ベースと風にそよぐコーラスが巧妙に絡みながら温度を上げていく。神秘的。2番サビの後、高らかな鐘の音とストリングス、ブラスが重なり祝福のムードに。一応テーンと完全終止するが間髪入れず次に移る。③ディズニー映画のやや緊迫したシーンで聴けそうな管楽器のアンサンブル。高速で上下・トリルを繰り返すフルートを左に、ピアノとベースを加えそして歌が入る。ベースがブオオーとかなり共振の強い歪み方をしていて存在感が凄い。出口が分からないままもどかしく楽器が増え盛り上がっていく。ロックなオルガンソロは11拍子。一通り熱くなってから、モチーフをピアノで静かに提示しクールダウン。歌も切なげ。フェードアウトで一旦エンド。④タイトルにもあるように7拍子を土台としたファンキーなイントロ。ベース良い。サックスも良い。3:23~左右にクラップ?が入りベースソロへ。全体的に静かではあるがじわじわと抑え込んだ熱を感じる。印象派ちっくなハーモニーが美しいイントロ。序盤は大人しくファルセット。ハープポロポロ。ピアノが力強くなり一気に幕が開ける。目立った盛り上がりはなく再び11拍子でベースソロへ。小節線に囚われない自由奔放なプレイがカッコいい。拍子はそのままブレイクへ。5:00~ベースは12拍、いろいろな音色で繰り返されるモチーフは11拍。前者は11回、後者は12回弾いて合流といったポリメトリックな構造!急にこんなのきたら痺れる~!こういうところ、まんまToolに影響与えてるな~って感じがある。大技を出してもまだ中盤。ドラムボカスカも待っている。無表情なベースに対して表情をコロコロ変えていく管弦楽器。そして無調っぽいフェーズまで。最後はドラマチックに盛り上がり、ジャン!と終わるも残留するベース。遠くで何かが鳴っている…。

総合:Yesのベーシスト・Chrisによるシンフォニックなプログレ作品。ラウドさやギターなどのロック要素が控えめで、発表当時のYesとは似て非なるプログレの解釈を見て取れる。アルバム通してローテンポ~ミドルテンポなので、幻想的でクリエイティブなアンサンブルをじっくりと聴くことが出来る。

お気に入り:③⑤

今日はここいらで、おやすみなさい。