おはようございます。
- 💿Black Sabbath - Paranoid (1970)
- 💿スピッツ - スーベニア (2005)
- 💿Novák Quartet - Hába: String Quartets Nos. 10&12 (2018)
- 💿AIR - Moon Safari (1998) 👀
今日の「1日1ラ」は、90s・377位・AIR『Moon Safari』！
①さざ波の音がフェードイン。開幕さざ波は良作の予感。南国味のある穏やかなパーカッションとなめらかで粒だったベースの上で繰り広げられるオルガンソロ。布一枚被せた暖かい音色。脱力感が良い。横ノリ推奨。後半に倍テンタンバリンが一瞬出てきたが激しく盛り上がったりはしなかった。インストだった。②トークボックス？が面白い。Lo-Fi気味のサイケデリックな女性ボーカル。オルガンソロは相変わらず心地よい。スケールを一歩ずつなぞってオケに寄り添った優しいプレイも。FX的にスプリングリバーブが弾ける。③ボーカルのLo-Fi加工が取れる。アコギとベースでゆったり入りストリングスで上品に盛り上がる。キラキラしたシンセが流れ星のように通り過ぎる。音選びが絶妙。波打つワウ。④眠れるアナログシンセ。良い音！低速ディスコ。今度はヴォコーダー。落ち着く～。ベースがドミナントを経由せず2nd→4th→Rと動いているので程良い緊張感がある。⑤オルガンとベース。雰囲気を変えてブルージー。無機質なリズムボックス。ストリングスも合流しベタ（というかなんというかこういう調子を何っぽいと言えばいいのかは分からないが）な主旋律を弾き倒す。⑥大胆なトークボックス。スネアがﾊﾞﾊﾞﾊﾞってなってる。スペーシーなサウンドとサブドミナントマイナー、ずるい！ロボットが歌ってる感じのSF感が良い。⑦静かなブラジリアンクラーヴェに合わせて、のんびりシャカシャカ。弾き語り風。⑧エレクトロは薄まり、ホルン？など多くの管楽器をフィーチャーした美しいオーケストレーションを堪能できる。⑨トニックから下降しクロマチックミデイアント:VIに着地する浮遊感のある進行。そして転調しミクソリディアン。ロボットボーカル。子供の遊ぶ声が聴こえてくる。夢みたい。⑩遠くから響くピアノ。モジュレーションでファンファンなるシンセ。ラウンジミュージックの趣。しっとり終わる。
総合：純粋にリラックスできる上品なアンビエント/サイケポップ。アルバム通して常に心地よい音が鳴り続けている。全く圧を感じないふんわりとしたサウンドが開放的でとても良い。これといってキャッチーな曲、強い曲は無いが、この雰囲気なら無くていい。
お気に入り：③⑥⑨
今日はここいらで、おやすみなさい。
