音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

欲しいアルバムがまた1枚増えたデイ【今日の吸収 #149】

おはようございます。

  • 💿CHON - Chon (2019)
  • 💿David Bowie - Scary Monsters (And Super Creeps) (1980)
  • 💿Pink Floyd - The Piper at the Gates of Dawn (1967)
  • 💿XTC - Apple Venus Volume 1 (1999) 👀

ギター練習でTool『Vicarious』のフレーズを弾いてみました。今回はAmplitube 5の無料版で音作りしてみました。結構いいとこまで行きましたがまだ微妙な音です。ノイズ除去には以前配布されていたRX10 Repair Assistantを使ったものの完全には消せませんでした。手強い…。

(音量注意)

あと、とてもためになる記事。客観的に自分を見つめる良い機会。Jim O'Rourke、めちゃめちゃ話してました。紹介されているフェスもとても楽しそう。

 

- - - - - キ リ ト リ - - - - -

 

今日の「1日1ラ」は、90s・331位・XTCApple Venus Volume 1』!残念ながらサブスクに無く、YouTubeにはバラしかない。

①水の滴る音。管弦がミニマルに絡み合う一曲。ニューウェーブXTCは何処へ。歯切れのいいデッドなボーカルが重厚なポリフォニーを生み出していく。独特な高揚感。②キレキレのアコギが映える弾き語り風のギターポップ。エアリーなコーラスがとんでもなく美しい。後半では手拍子が加わり疾走感もプラス。③The Beatles『Sgt. Pepper's』を彷彿とさせるバロックポップな曲調。淀みのあるハーモニーがサビで解放される様は『A Day in the Life』のよう。鳥肌が立った。間に入ってくるすべての楽器のバランスが完璧。④優しいボーカルと雑音一つない上品なエレキギターが織りなす子守歌。平行調同主調にいきなり部分転調するところ、ビートルズっぽい。⑤『With A Little Help From My Friends』だ。ベースの動きも似ている。ボーカルの高音が癖になる。⑥最初はファゴット?イントロ・Aメロはミクソリディアンということもあり、東洋テイストを前面に押し出した曲。程良くサイケ、しっかりポップ。⑦弾き語りを土台に楽器が増えていく構成。辛辣な詞が力強く歌われる。⑧コロコロとしたオルガンが可愛らしい。変なエコーが使われている。⑨美しいファルセットで幕を開けるドラマチックなバラード。重厚なオーケストラ。安直にいかないところが好き。最後はリディアンを乗せてフェードアウト。⑩再びシンフォニックなバラード。ストリングスのピチカートが音像を引き締める。リコーダーも浮いていない。2:08~からの長和音が平行移動するパートは『I Am The Walrus』を思い出した。頭が『上を向いて歩こう』みたいなメロディも良い。⑪いきなりのD7onCから下降していくコード…The Beach Boys『Pet Sounds』を思い出す複雑さ。ゆったりと空気に溶け込むバラード。4:10~の高音ロングトーンがトランペットソロにグラデーションしていくところ、創造力を感じた。

今作はXTCのラストから2枚目のアルバムだそうで、私がこれまでに聴いたことがあったのはほぼ初期作。1stから21年後に発表されたこの11th、初期との音楽性の違いと同時にその凄まじいクオリティにも驚きました。それに加えてThe Beatlesからの影響、特に『Sgt. Pepper's』を強く感じましたね。

総合:現代的に研ぎ澄まされたバロックポップの大作。ポップでありながら深みのあるサウンドが心地よく、XTCらしい風変わりな世界観も健在。名盤。

お気に入り:①③⑦⑩

今日はここいらで、おやすみなさい。