おはようございます。
- People In The Box『Ghost Apple』(2009)
- Puma Blue 🔀
- tricot『10』(2020)
- Boris『Pink』(2006)👀
- Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs - Full Performance (Live on KEXP)🔥
「Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs」とかいうふざけた名前をしているバンドのライブ映像。何とも香ばしいサムネイル。
ボーカルのラフな見た目からパンクかな?と思っていましたが、まさかのストーナー/ドゥームメタルでした。このジャンルはBlack Sabbathで克服したので、自然に聴けました。革新性はあまりなく、古典的な「こういうのでいいんだよ」サウンドです。2曲目『Big Rig』の遅いパートと3曲目『Mr Medicine』のイントロ、音が厚すぎて吹き飛ばされそう。Orangeアンプ×ファズの最強コンビネーションから生み出される陶酔感、たまらん。汗ダラダラで謎ダンスをしながら歌うボーカルMatthew、最高です。テレキャスの方の構える高さ、平行具合も良いです。全体的にエネルギッシュなパフォーマンスでした。
個人的な話ですが、私がそれまでに親しんできた音楽は軒並み速かったため、遅いドゥームメタルに慣れるのには時間がかかりました。私のドゥームの扉を開いたのはもちろんBlack Sabbath『Master of Reality』です。
Black Sabbathを聴こうと思ったのは、私が最も影響を受けたアーティスト・平沢進の影響元だからです。King Crimsonも同様の理由で聴き、『In The Court Of The Crimson King』『Red』にしっかり喰らわされたため、サバスもイケるのでは?と。
ブルースロック色が強い1stはLed Zeppelinにハマった後だった(こう思い出すと#私を構成する42枚の順番は結構デタラメかも)ので割と楽に聴けました。2ndは後半がやや冗長に感じますが、前半の勢いで乗り切れます。そして「ヴェッヘエッヘ」から始まる3rdですが、のっけから激遅ドロドロサウンドの沼に足を取られます。妖怪『Sweet Leaf』です。最初聞いたときは「おっそ!」と思っていましたが、数週間くらいかけて段々と慣れていき、結構時間が経った今聴くとむしろ速く感じます。
…それで今日私はPigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs Pigs(なげ~)のライブ動画に加え、みのミュージックがストーナーアルバムランキング紹介動画を上げていたのでなんだか"そういう日"なのかなと触発され、名前だけは聞いたことがあった日本の世界的バンドBorisの、ランキング動画にもあったアルバム『Pink』を聴いてみたのでした。
めっちゃ良かったです。ファズとボーカルの声質からゆらゆら帝国を想起しましたが、Borisにはよりヘヴィで激しいイメージを持ちましたね。①『決別』はシューゲイザー寄り。意識が轟音と溶け、「これストーナーか?」と思い始めた矢先に②『Pink』③『スクリーンの女』④『別になんでもない』のハイテンポな曲の応酬。おかしくなるうう~。⑤『ブラックアウト』でクールダウン。ナポリの和音(IIbM7)が爽快な10分もある『俺を捨てたところ』まで飽きることなく、ノイズの酔いが醒めぬまま音を泳ぐ感覚に浸ることができました。それぞれの曲の長さが本当にちょうど良く、アルバムとしても素晴らしいと思います。
Borisにはまだ沢山作品があるそうです。そこにはどんな驚きがあるのか楽しみになってきました。ストーナーとドゥームの違いはまだイマイチ分かっていないのですが、とりあえずそういう類の音楽にもっと触れてみたいと思った一日でした。
そういえば、最近パソコンの「backspace」「k」「i」「8」「,」キーが接触不良になってきてかなり編集のストレスになっています(ちなみに「ctrl」「右矢印」は完全に反応しません)。起動にも15分くらいかかるし…もうそろそろ新しいPC買おうかな。おやすみなさい…。