音楽を食べていくよ!

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動かざること吉田の如し【今日の吸収 #11】

おはようございます。でっかい蚊が部屋に入ってきたものの、それ以降一向に姿を現さないので警戒しながら記事を書いています。

「あなたへのおすすめ」の中でもサムネが強かったので観たSUSHIBOYS『木にしない』のMVですが、馬鹿馬鹿しくてサイコーですねw。編集が大変そうです。「悩みの種を木にしない(気にしない)」っていう言葉遊びも好き。

メンバーのfarmhouseは自身のクレジットカードが不正利用され大量の半導体を自宅に送りつけられるなどしたため、多額の負債を抱えたままのレコーディングとなったが、それを感じさせない力強いバースを蹴り上げている。

(概要欄より)

さらっとヤバいこと書いてて面白い。

私は基本的に引きこもりタイプの人間なのでシリアスな内容の音楽に触れることが多いのですが、もちろんずっとそうしていると疲れますし、逆にもっと塞ぎ込んでしまうような気もするのです。私はそれを防ぐため、頻繁に口直し(耳直し?)として底抜けに明るい曲やふざけた曲を聴いています。今日はそのうちのお気に入りの一曲を紹介してみます。

水中、それは苦しい『保育園落ちた、吉田死ね』

バンド名と曲名で既に「ん?」となり、「狂った寝起きの忌野清志郎みたいなボーカル」「場違いに上品なバイオリン」「含みのある無表情のドラム」「ふざけた歌詞」といった表面的なものに気を取られがちですが、サウンドのクオリティが高いのは確かです。ちなみにバンドメンバーは全員高学歴。なんでこうなったの

タイトルは「保育園落ちた日本死ね」という有名な文章をもじっています。バイオリンと共に軽やかなファルセットで歌われる「吉田死ね」はインパクトがありますが、ドラムを担当しているアナーキー吉田さんは一体どんな気持ちでこの曲を演奏しているのでしょうか。

「いま我々が直面している辛く悲しく、身近でリアルな問題を、ほんの僅かでもよいから解決したい、そのためになら自分が犠牲になっても構わない」そんな気持ちをメンバーの吉田に転嫁し、吉田に犠牲になってもらうことにした問題作

(概要欄より)

らしいです。吉田さん…😥。ふざけた曲を紹介すると言いましたが、この曲はふざけつつもしっかりと音楽性を保っている凄い曲です。パワフルなパンク精神を感じます。サビはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT『世界の終わり』のコード進行をオマージュしていると思われ、おかげでエモーショナルな仕上がりになっています。

いつ見ても4:56~の大量の悪口?が流れてくるところの勢いに笑ってしまいます。全部面白い。みなさんも、たまにはこういう曲を聴いて頭のネジを緩めてみてはどうでしょうか。

数多の暴言に逞しく耐えるアナーキー吉田さんに思いを馳せながら――

おやすみなさい。