なるたけ遠くに逃避計画

THE ULTIMATE ESCAPE PLAN

Black Country, New Roadがわからない→わかった

 

何故か。今日もアラームの1時間前、5時に起きた。二度寝して12時半起き。日に日に目覚めが悪く、起床時間も遅くなっているのは何の予兆か。よくわからないが、とりあえず起きて一発目、Black Country, New Road『Ants From Up There』を聴き直すことにした。Stats.fmによると、初めて聴いたのは2022年7月22日(リリースの5か月後)で、最後に聴いたのは2023年3月24日と記録してあった。なるほど…ちょうどこのブログを始めたばかりの頃には理解し得なかった作品ということだ。さあ、私は1年5か月音楽漬けになってどれだけ戦えるようになったのだろうか!?

 

 

ファイッ!!!

 

このイントロ、久々で懐かしい。なんだかんだ分からないなりに繰り返し聴いてたし、何よりポップだからよく覚えてるなあ。テレテレテ テレテレテって、出だしから5拍子なんだよね!でもこんなにミニマルだったのか。前作の《Track X》でもあったように、やっぱりミニマルの影響は強いらしい。

 

《Chaos Space Marine》のリフも可愛らしくポップで耳に残る。なんかサビ辺りで急にDavid Bowieっぽく聴こえてきたな…なんでだろう?歌い方とかやけに壮大な感じ?

 

 

fumu

 

fumu

 

fumu

 

 

結果…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かりやした

 

 

ポスト・ロック~ミッドウェスト・エモ(ときどきミニマル)の文法を温かいチェンバー・サウンドでお届け!CHUなアルバムだと解釈した(ポスト・パンクと括るのはなんだか違う感じがする)。1年5か月前の私は、牧歌的な雰囲気に覆われた中身を覗いて、高揚感の源を探ることが出来なかった。この作品を引き出しのどこにも入れられないまま「わからん」状態でぷかぷか浮かせていた。今やっと正体が掴めて、かなりスッキリしている。まあ歌詞は…難しそうなので気が向いたら。

 

おつぎわ。先日に引き続きTHE SPELLBOUNDを理解しようの回。

 

中野雅之(ba.)の前身バンド、BOOM BOOM SATELLITESについては2nd『UMBRA』、4th『FULL OF ELEVATING PLEASURES』、6th『EXPOSED』を聴いた。2ndは1stの延長線上にあったけど、4thでは既にビッグ・ビート基軸の路線からは外れていて、ソウルフルな女性ボーカルを乗っけるとか、ダブ風アプローチ(《Route for Exile》)とか、より機械的な刻みの強いブレイクビーツとか、挑戦的なサウンドになっていた。成功しているかどうかは別として面白いと思った。6thでは、私がTHE SPELLBOUNDでウゲッと思った、中低音域がモフモフしたデジタル・ロックの形がほぼ出来上がっていた。ただ、ドラムは低音が、ギターは中音域が出ていて、それぞれ主張が強いので、THE SPELLBOUNDのそれよりもやろうとしていることは分かる。とはいえ乗れないことに変わりはない。うーん。もうここまで来たら他のアルバムも全部聴いてしまおう。

 

関連バンドで言うと、小林祐介(vo.)の現所属バンドであるTHE NOVEMBERSのことを忘れていた。まずは1st 『picnic』と、RYMを参考にサブジャンルの数が急に増えていた7th『ANGELS』をチェック。1stは気だるげな「邦ロック」で、くどく長い曲が多くてあまり面白くなかった(《白痴》は例外)。7thはデジタル要素と生演奏が噛み合っていて結構良かった。《Tokyo》《Bad Dream》にあるウォーミーなインダストリアル要素は後期BOOM BOOM SATELLITES~THE SPELLBOUNDに繋がるし、《Down to Heaven》《Zoning》デジタル盆踊り二曲はそれぞれカッコいいし、ドリーム・ポップなバラードは気持ちいし、カバーとはいえ《Ghost Rider》のパンク具合には思わず興奮!した!

 

ここまで聴いてもなお、後期BOOM BOOM~THE SPELLBOUNDのサウンドは相当つまらなく聴こえる。「わからないけど良い」とかじゃなくてもう「何が良いのかわからない」んじゃ!うえーん!つ瑛士、どうすればインダ、方面をもっと掘ろうかなストリアル。Nine Inch Nailsも再挑戦しよう。