なるたけ遠くに逃避計画

THE ULTIMATE ESCAPE PLAN

自己肯定感の超回復能力を身に着けよう!

 

YouTubeを惰性で7時間も観続けてしまった。しかもスマホで。寝ながら。こういうのは良くないので今日限り。じゃあYouTubeに関連した(そこまで関連してない)話をしよう。最近は動画を観て傷つくことが頻繁にある。言い直すと、動画に映る輝かしい他人をみて自己肯定感を削られて持ち直してを繰り返している。ここでいう他人とは、小学生の頃に哲学書を読んでいたという有名クリエイター、中高生にして活躍しているミュージシャンとかそういう人たち。彼らの話をYouTubeで聞くと、だいたい早い頃から“ガチ”の蓄積があって、つい自分と比較してしまう。

 

さて、比較する自分とは。音楽系の仕事を一応目標にしていながらボヤっと暮らしている私は、果たして子供時代に何をしていたか。かなりのインドア派なので外遊びは全くしない。ピアノは習っていたけど“ガチ”ではない。音楽全般も今のように能動的に聴いたり掘ったりすることはしなかった。絵というか4コマ漫画は読むのも書くのも割とハマっていたけど途中で飽きた。主な割合を占めるのが、ゲーム(Wii3DS)だろう。そんなゲームでさえ“ガチ”と言えるほどやり込んではいない。RPGの類は一切通っていないし。プレイスキルも中の上程度。「星のカービィ」シリーズにおいてはどのタイトルでも「真・格闘王への道」だけがいつまでもクリアできず達成率100%を諦めた。

 

では、そんな人間が“ガチ”の蓄積をしてきた彼らに勝てるのだろうか。当然勝てない。彼らに比べるとくだらない経験しかない。こうやって自尊心が削られる。しかし!確固たる自信を持って勝てるとも思う。もはや開き直りかもしれないが、確かに私はそう信じている。なぜなら、私と全く同じ時間に、全く同じ座標で、全く同じものを見て、全く同じことを思って生きてきた人など何処にも存在しないから。私だけじゃなくて全員そう。よって、勝つ勝てない以前に、ある意味人間それぞれに経験の「差」はない。割り出せない。

 

ここで、出来事の重さは関係ない。どデカいイベントの囚われから抜け出して、くだらない日常の方にスポットライトを当てると、以外とハッとする。あの家であの風景を見つめていた瞬間!あの公園のお気に入りの場所!あの頃コロコロコミックを読みながらつまんでいたあの駄菓子!キャベツさん太郎とポテトフライ(フライドチキン味)が食いたくなる。そんな感じ。これでいいんじゃ!知~らね!!!

 

…このようにして私は心を削られた瞬間に自分を肯定し、持ち直している。