音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

今年の目標は「大ハードル下げ」!

 

おはようございます。

 

8時起床、早起き成功。

 

昨日は23時半ほどからノロノロと記事を書き始めた結果、中身がいつもよりまとまりのないものになってしまった。別に日を跨いだ後に投稿してもいいじゃないか、だって?いいやよくない。なぜなら、連続更新記録がもう少しで365日に到達するからだ。流石にここで記録を途絶えさせてしまうのは情けない。なんとしてでも「なんらかの習慣を1年間続ける」という実績を解除し、味気ない人生のウィンドウにピロンとトロフィーを表示させてみせる。

 

とにかく昨日書きたかったことを続けて書こう。Meshuggahきっかけで「無調」の本を読んだという話をした。私はなるたけ早く全人類にMeshuggahを布教したいと思っている。しかし、軽めの布教では気が済まないのだ。「浮遊感のあるギターソロ」「重低音」「シンコペーション」「複雑なリズム」など、彼らの紹介には決まって同じような単語が用いられる(と言いながら私も使っている)が、そんな語彙は彼らの表面もしくは纏っている空気をなぞっただけに過ぎない。彼らが長い年月をかけて築き上げてきた途轍もないクリエイティビティは陳腐な枠組みに収めようとも収められない。

 

Meshuggahの何が凄いのか?少しほど前に「Meshuggahへの愛をぶちまける」シリーズ(頓挫中)を書いているときそのことをずっと考えていた。挙句の果てには、もはやどこから説明すればいいのか分からなくなってしまった。彼らの異常性を説明するためには、歴史を大きく検証する必要があった。

 

メタル大国スウェーデン出身の彼らは、小さい頃からしっかりと伝統的なメタルやハード・ロックを聴いて育った。しかし受けた影響が分かりやすく表出する音楽性ではないということも相まって、同期/同ジャンルのバンドとの間で相互に与え合った影響に関してはかなりモヤがかかっている。たとえば明確なのはToolで、ある程度見当がつくのはFear Factory、Strapping Young Ladくらい。

 

独自のリズム概念はスラッシュ・メタル勢あるいはRushを由来に発展させたものだと考えられるが、そもそもそれらはロックの共通言語であるトレシーロに、トレシーロはそのままラテン音楽バロック時代から存在しているヘミオラへと遡ることが出来る。

 

ジャズにも繋がるところが多い。シンバルで4拍を刻みキックで複雑なリズムを生むといったTomasのドラムスタイルはビバップのそれにも近く、Fredrikを中心にAllan HoldsworthChick Coreaの影響は避けて通れない。ベーシストのDickはバークリー音大の授業で演奏するくらいにはジャズへの造詣が深い。

 

常にリズムに重点を置いているという点ではファンク、聴取体験はヒップホップにも通ずる。たまにアンビエントでもある。タイトなグルーヴはテクノの機械的なそれに近い。MårtenはインタビューでAphex TwinSquarepusherAutechreの名前を挙げており、Catch33あたりの不規則なリズムはブレイクビーツと共通性を見出せないことも無い。

 

クラシカルなものに対する影響を公言した情報はまだ見つけられていない。普通に聴いてないと思うけど、正直そこはどうでもいい。調査が足りていないが、とりあえず今のところ近いのはメシアンリゲティあたり。加えて近年の作品は十二音技法というより半音階主義的な方向性も垣間見えるので昨日読んだ「無調」の本を振り返ってみたい。

 

そういった音楽的影響の他に、CubaseやTOONTRACKなどのデジタルなアプローチ、ギターの指板を活かしたフレージング、SFで無神論的で哲学的な歌詞の内訳、さらには映画や小説などその他カルチャーの影響、飼っているペット、公式よだれかけグッズまで気になり始めている。

 

うわー

 

 

私の頭の一部を覗いてもらった。現状むしろこれ以上にパンクしている。しかし完璧主義癖があるうえ普通に浅学なため全然手を付けられないという状態だ。

 

天使が耳元で「ハードルを下げることも重要だよ」と囁いてくる。もしかしたら悪魔なのかもしれないが、一度そうしたことをやらなければならないと思ってはいる。ずっとね。早く大ハードル下げをしたい。そうでもしないと今年中に身体のどっかがポロッと取れちゃいそうな感じがする。大ハードル下げがしたい。

 

かなり長くなりましたが、今年の目標は「大ハードル下げ」です。これテストに出ますからね。おいお前起きてるか!まあこんな話してたらそうなるか。もうチャイム鳴ったから号令は私の方でやります。起立礼着席ありがとうございましたー。

 

今日はここいらで、おやすみなさい。