音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

たまごマヨパンで生活リズムを破壊する

 

おはようございます。

 

9時起床、早起き失敗。たまごマヨパン。6枚切り食パンにマヨネーズで四角を描き、その中に生卵を落としレンチンするといった代物で、大して難しいものではないもののこれまで手を出せずにいた。朝は同じでありたいという理念を密かに掲げていたからだ。

 

習慣づけが苦手な私だが、朝だけは出来る限り再現性のあるフローを毎日同じようにこなしたいと思っている。生活リズムとはそのまま生活のリズムである。リズムとは物事の連続に規則性を感じ取って形作られるものだ。かのファンクの帝王、ミスター・ダイナマイトことJames Brownは、小節の一拍目を強調する概念「ザ・ワン」を提唱した。どうやら日常生活とはファンクだったらしい。朝という小節の起点=一拍目を固くキメてからグルーヴしていく。

 

今日はそんなファンクネスという日常の基盤にたまごマヨパンで突撃し穴を空けることにした。なぜか。それ以上でも以下でもなくただファンクに飽きたからだ。

 

500W×2分が経過し様子を見ると、卵はまだ固まり切っておらず半熟状態。これで良かったのかもしれないが、パンのフニャフニャ加減が気に入らず、トースターに放り込んでさらに加熱してしまった。縁取りが焦げ始めた辺りで取り出すと、成功した感じの雰囲気が出てきた。卵の水分でフニャフニャになったパンの底面が焼き網に張り付いてメンドクサイことになっていたが、それはまあいい。軽くクレイジーソルトとブラックペッパーを振って食べた。全部が硬かった。まずまず。まずいということではない。今度やるときはもうちょっとレンジの時間を短くしよう。

 

成功か失敗かで言えば失敗だが、代わり映えしないトーストをほぼ惰性で焼くという本来設定されていた「ザ・ワン」から脱却しようとしたのはかなり良いことだと思う。とはいえ脱却するのみなら理念が失われる分マイナスで、脱却と同時に別の理念に乗り換えた方がいい。精神を摩耗させることなくピチピチのクリエイティビティを育てていくためには、ファンクではなくMeshuggahのメソッドを流用するほかない。基本的には自由にやる。不協和を起こしてもしぶとく繰り返す。キリが悪くとも必ず寝て起きるという秩序だけは守る。マクロで普通ミクロで異常な生活。本当はマクロでも異常な生活がしたいが、生活リズムは健康に直結するという事実が科学的に証明されているので、やめておく。

 

あれ?

 

これまでの妄言はなんだったのかというと、何気ない日常の一コマをちょっとずつ変化させてどんどん新しさを見出していこうという単なるチリツモの発想である。音楽に絡めた強引なレトリックで随想を書かんとしたが、たまごマヨパン同様上手くいかなかった。昨日も言ったが今年の目標は「大ハードル下げ」。苦し紛れの言い訳ではあるが、この完成度の悪い記事はその目標達成の一環として位置付けておくことにする。

 

今日はここいらで、おやすみなさい。