なるたけ遠くに逃避計画

THE ULTIMATE ESCAPE PLAN

アメの賞味期限が切れる!【今日の吸収 #255】

 

おはようございます。10時起き、早起き失敗ですがセーフです。

 

大阪で買ってきたアメの賞味期限が切れてしまいそうです。去年旅行に行ったお土産でなにわちょろけん飴というものを買ったんですけど、食べていません。容器がカワイイので、もはやインテリアと化しています。

日に日に遠くなっていくアメとの距離(キャンディ・ディスタンス)。小さい頃はよくべっこうアメやサクマドロップスいちごみるく、キシリクリスタルを毎日のように好んで食べていたものです。愛がゆえに、タイムカプセルと称して2年間ほど箱の中に放置したこともありました。

つい先日パインアメを口にしましたが、甘すぎて時の流れを感じました。

ええと、それだけです。

ちょっとの間、ブログの表記について試行錯誤を重ねていきたいと思います。実践として構成やら何やらがコロコロ変わっていくので読みづらくなるかもしれませんが、ご容赦。

 

今日は3枚聴きました。

 

💿Liturgy - 93696 (2023)

 

 

SpotifyのDiscover Weeklyで目についたということで、去年話題に挙がっていたアルバムを今更。うーん、わからん!そもそも2枚組で1時間20分もある大作で、個人的に苦手なブラック・メタルが軸になっていたこともあって、十分に咀嚼しきれませんでした。それでも「まったくわからん」ではなく「よくわかんないけど良い」パターンではあったので、あと数周すれば理解が固まると思います。

大雑把に言うとブラック・メタルをクラシカルな室内楽で肉付けした音楽性(エレクトロやグリッチも少々)。要するにポスト・ブラック・メタルで、音響・表現技法としてのブラック・メタルを楽しむことが出来ます。tr00でkvltな「本物の」の美学が苦手な私にとっては、こちらの方が取っつきやすい。出音からメタル由来のドス黒さを感じることは少なく、Steve Albini録音ということもあってかアートワークのようなパステルカラーを思わせる有機的で柔らかい音色になっていました。あったか~い。

どちらかというと2つの長尺曲を備えた後半の方が好きです。あと、表題曲《93696》の4:33~はMeshuggah『Catch Thirtythree』をかなり想起させるということだけメモ程度に書いておきます。

💿PONEY - KI-SE-KI (2024)

 

 

山梨出身のラッパー・PONEYが元日にリリースしたEP。彼は48時間ぶっ通しでラップし続け、「最も長いラップ・マラソン」というギネス記録を更新したことでも話題になりました。B-BOY PARK 2017でのKOPERUとのバトル(動画削除済)に感銘を受けてからというもの、MCバトル界の推しの一人です。

初っ端《Omedetou》からビートが超良い。音程とリズムの揺れがグルーヴィ。ラップは相変わらず安定しているがそこまで面白味は無い。PONEYはフリースタイルで光るタイプらしい。《Yumenonaka》《IZA - Japan》ではドリル/トラップにも乗ってるけど、やっぱりブーンバップの方が合ってると思います。

次の曲《Jooku》は個人的にビックリの内容。リリックから怪しい匂いがプンプンするんです。まずは〈地球ってほんとに丸いのか?〉と地球平面説から始まり、進化論の否定、マンデラエフェクト、「氣」の表記と盛りだくさんです。Twitterを調べてみると「氣」をずっと使っていたり、こんな発言があったり、結構色々やってました。ジョークではない模様。

ヒップホップの特性からし陰謀論と相性がいいことは分かってはいたものの、好きなラッパーがここまでとは知らなかったので割とショックを受けました。

標題曲《KI-SE-KI》はメロウなエレピで好印象でしたが、ベースが入ってからどんがらがっしゃん。エレピのキーはGメジャー/Eマイナーなのに対し、ベースは一貫してG#の音を鳴らしてます。コードが動いているのにベースは一切動かないので、もはやキーがズレているどころの問題じゃなくて面白い。今までのビートとの差が酷いけど、この曲だけビートメイカーが違うらしいので納得。

悪い意味で驚きが多かった右肩下がりな作品。

💿Weezer - Weezer (2001)

 

 

アメリカのパワー・ポップバンド、Weezerの3rd。通称グリーンアルバム。スラッカーも漂わせながら溌剌でポップな1st、ノイジーでエネルギッシュな2ndと来て果たしてどうなるのか。結果、のっぺりでした。方向性としては1stに回帰しつつHR/HMグランジの毛色をポップに食い込ませた感じで、正直劣化コピー感は否めない。パワーコードをかき鳴らすのは同じでも、ダイナミズムは見えませんでした。メロディもポップではあるもののキャッチーさに欠けていて、右から左に流れていくばかり。

引っかかったのは《Simple Pages》《Knockdown Dragout》のリフくらい。《Island In The Sun》の潔癖すぎる6251進行と取ってつけたようなクリーン/ディストーションの緩急にはどうにも首を傾げてしまいます。

 

といった感じ。

今日はここいらで、おやすみなさい。