音楽を食べていくよ!

音楽以外も食べていくよ。

とても寒いですね【今日の吸収 #220】

おはようございます。

  • 💿Pretty Purdie - Soul Drums (1968)
  • 💿Ruins - Vrresto (1998)
  • 💿Ruins - Ruins II (1987)
  • 💿Cannibal Corpse - Eaten Back to Life (1990)
  • 💿Cannibal Corpse - Butchered at Birth (1991)
  • 💿Puya - Fundamental (1999)
  • 💿Rickie Lee Jones - Pirates (1981) 👀

今日の「1日1ラ」は、80s・867位・Rickie Lee Jones『Pirates』

①ピアノがゆったりと同じモチーフを繰り返し、ボーカルは表情豊かに言葉を紡いでいく。非常に滑らかで心地よい。冬のイメージ。2番からの楽器の増え方もカッコよすぎる。2:51~ドラムが入り拍頭が明確に示されるが、私は困惑した。最初からピアノもボーカルも食っていた。バックビート感覚の無さを反省。…ともかく、最低限の音数でロマンチックを魅せる上品でカッコいい曲であることは間違いない。アウトロでリディアンを匂わせるのも素敵だ。

②再びピアノ。先ほどより音数が多い。ビートも同じくシャッフルだが食ってはいないようだ。トライアングルやベル、鈴などキラキラした音が沢山使われていて光沢のあるリッチなサウンドになっている。エレピも綺麗。2:36~一瞬イーブンをまたぎ曲調が変わる。

③ボーカルの繊細な表現力が堪能できる一曲。歌詞は警官の誤射で父親を失った母親目線?BLMを彷彿とさせる。「Some kids~」からの一連からも分かるように、ルッキズム…というか外面だけで判断することへの静かな批判が読み取れる。

④手拍子や指パッチン、そしてスラップベース。ゴキゲンなグルーヴを作り始める。ファンキーでブルージー掛け声も賑やかでただ楽しい。

⑤表題曲。楽しげに聴かせる部分としんみり浸らせる部分との緩急が素晴らしい。

⑥かなりシンプルな失恋バラード。別れて悩み事のない自由な男性側を「lucky guy」、自分を「lonely girl」と対比させつつ、最後の一連では「I'm a lucky guy」と自嘲的に歌っている。「guy」は本来男性に適用される単語だけど詩的表現を優先したんだと思われる。

⑦夜の荒野を一人静かに歩く映像が思い浮かぶようなプログレナンバー。歌詞がイマイチ読み取りづらかった。

⑧切ないリディアンの奏で。澄み切って消え入りそうな歌声。なんだか含みのある祈りのようなクローザーだ。

総合:冬にぴったりなソフィスティ・ポップ。ボーカル上手すぎる。全体的にとても上品だが、私にとっては上品すぎた。

お気に入り:①③④

今日はここいらで、おやすみなさい。