なるたけ遠くに逃避計画

THE ULTIMATE ESCAPE PLAN

音楽を説明する【今日の吸収 #157】

おはようございます。

  • 💿Racer X - Technical Difficulties (2000)
  • 💿Herbert von Karajan - 9 Symphonien (1963) 第一
  • 💿Allegaeon - Apoptosis (2019)
  • 💿Silver Jews - Bright Flight (2001) 👀

食レポをするときに他の食べ物で喩えるのはダメ!というタブー?があるようですが、私は音楽の感想を書いているときによくアーティスト同士を照らし合わせがちです。それとこれとは別、という意見は置いといて、ずっとそういう感想を書いていてはつまらない。

ということで、今日の「1日1ラ」は最近話題沸騰中のおもろ芸人・鈴木ジェロニモのフォーマットをパクって、断片的に、「意識の流れ」的に感想を綴っていこうと思います。白い背景に文脈から切り離された音楽だけを置いて想像を膨らませます。どうなるでしょうか?

…今日の「1日1ラ」は、00s・821位・Silver Jews『Bright Flight』

①距離が近い。自信を感じる。川沿いを歩いている。緩い風が吹いている。小麦のいい香りがする。②明るい。音が横になっている。ずっと前を向いている。リラックスして座っている。③光が消えかけている。少し諦めている。闇を近くに吐き捨てている。④隙間が多い。隙間の方から浸食している。夢が近づいたり遠くなったりする。一周回っている。⑤煙たい。街灯にひとり照らされている。自分を許している。自分を許していない。⑥空気が淀んでいる。パイプを吹かしている。砂埃が舞っている。ほつれた服を着ている。⑦無気力を楽しんでいる。建前。建前でも楽しんでいる。⑧平和が漂っている。暴力の気配が無い。ずっとこのままであってほしい。音が笑っている。素朴で純粋。⑨日常が溢れ出ている。白熱電球が部屋を照らしている。絵本を読み聞かせている。舞台幕に囲まれている。音を座って観ている。⑩いつの間にか嵐が通っていた。糸がプツンと切れている。なんだかんだ自分は生きている。

総合:ビターなカントリー/フォーク。明るさも哀愁も気だるいボーカルに絡めとられる。アルバムを通してうつろげな暖かさが広がっている。突出した曲は無く流れは平坦。良い意味でも悪い意味でも落ち着いている。

お気に入り:④⑧

鈴木ジェロニモの凄さを感じました。こういう表現も上手に取り入れていきたいです。そして何よりもっと感受性と語彙を育てていきたいですね…。今日はここいらで、おやすみなさい。