なるたけ遠くに逃避計画

THE ULTIMATE ESCAPE PLAN

ライムスキーム動画を作るものを作ろうとする with GPT-4o

 

11時起き。寝すぎて頭がいてーで。蒸し暑いし。

 

また教えてAIという神サービスでGPT-4oくんをタダで使役した。今日はとあるものを生成するスクリプトを書いてもらった。例えばヒップホップを聴いていて、ラッパーがどれだけ韻を踏んでいるか気になったことはないだろうか?有難いことに、こんにち私たちが住まうグローバル・ヴィレッジことインターネットには、そんなヒップホップ楽曲の押韻構造=ライムスキーム分析をなんと無料で提供してくれる市民たちが存在する。海外の有名どころはGeniusHighlighted。国内にはその名もRhyme Schemeというチャンネルがある。これらのチャンネルがアップしている動画をチェックすれば、ラップが生み出すグルーヴの仕組みを視覚的・直感的に理解し深めることができるだろう。

 

youtu.be

 

私は最近オルタナ・ヒップホップ集団Dos Monosのアルバム『Dos Atomos』をヘビロテしていて、繰り返し聴くたびにラップ上手っ!と思っている。ビートがアヴァンギャルドなので全部ひっくるめて「古典的」な着地には至っていないとはいえ、三人のラップ自体はしっかり慣習に則ったものだ。韻の散らばりも丁寧でスムーズ。遊び心もあってとても面白い。この凄さをどうやって多くの人に伝えよう、個人の範疇でも見返せるように記録しておこう、と思ったときに、やはりRhyme Schemeチャンネルが思い浮かんだ。個人的にこれを作ってみよう、と。

 

方法はいろいろ。「AfterEffectsを使う」はアドビ勢じゃないので却下。「Googleドキュメントで韻にハイライトを付けて出来た連番画像からゴリ押しで作る*1」のは効率と再現性に欠ける。じゃあここは動画を作る仕組み自体を作ってしまえばいいのでは!?ということで、GPT-4oくんに業務委託。結果、2時間ほどでここまで出来た。

 

 

「This is <c=FF0000,5>red text</c>」というテキストとちょっとした設定だけでこの動画を出力できる。しょぼいけど、最初はこんなもん。レベル1。ひのきのぼう。タグの意味は、5秒時点で#FF0000色のハイライトを付ける、というもの。しっかりそれに従った動画が完成している。ちなみに言語はPythonImageMagick云々のエラーは自分の力でどうにかしたとはいえ、それ以外は軽い指示とコピペしかしていない。すげい。

 

本来この動画の場合、画像はたったの2枚(ハイライト無と有)で事足りるはずだ。しかしtempファイルを毎フレーム分出力してから繋げているのでとんでもなく効率が悪く、処理も遅い。無料とはいえチャット制限がかかって今回はここまで。明日は無駄を削って新しい機能も追加してもらおうと思う。制限が無かったらだらだらと惰性で続けそうな感じもあったので、むしろ丁度良かったのかもしれない。

 

このサービス、あまりにも有難すぎる。ふと利用規約を読んでみたら、第4条に「提供した情報の使用権利はすべて当社に渡る」といったことが書いてあったので、もし使う際はそこだけ注意。趣味の範囲で使うべし。

 

 

今日はデンシノオト氏の情報で激ヤバ新譜を発見。Uboa『Impossible Light』。オーストラリアから暗黒アンビエント~爆発激流ノイズ~呪術インダストリアル。この手のジャンルは詳しくないけどかなり食らった。音の広がりと配置がヤバすぎる。ニヤニヤが止まらなかった。間違いなく上半期ベスト入り。強くおすすめします!!!

 

songwhip.com