- 日常的にDJミックスとの距離を縮めていって新しい聴覚をつくろう作戦。今日は読書BGMとしてMerzbowとViiaanのミックスを流した。より音響がフォーカスされるインストが好ましいと考え、とりあえず興味のあるジャンルであるノイズとダブから選んだつもりだったが、結局聴いてみたら前者はエクスペリメンタル(現代音楽)~サイケデリック・ロックで、後者はハードドラム?。想定していたものとは近からず遠からず。とはいえ、どちらも良かった。Viiaanはラテン特有の付点リズム(トレシーロ系)が重層的に連なり続けていて、時間が経ち催眠(今回は作業をしながらなのでいつもより無意識的)が深まるにつれて、打点の微細な変化が鋭敏に聴こえてくる。一方で、エクスペリメンタル系は意識の引力が強すぎるため、まったく作業向きでないということが分かった。こんなことは何もDJミックスに限らず、はじめから予測出来ていたことではあるが…。ゴリゴリの現代音楽に挟まる形でthe brilliant green (Tommy february6がボーカルをやっているバンド)を流していて面白かった。音響的なつながりはそこまで見受けられず、果たしてどういう思惑があってそうしたのか、深い意味はない「趣味」に留まるものなのか、気になる。まあ、そういうことを考えるのは正直野暮で、ただ感覚的に面白さを見い出すことが出来ればそれでいいのかもしれない。ロック~メタル趣味なのは知っていたものの、ポップスまで入ってくるとは意外だったな。単体でも普通に良い曲だし、こんどアルバムも聴いてみよう。
- まだ頭が痛い。