- 本を読み終わったよ。Cosense(Scrapbox)が役に立っているよ。
- Marc-André Hamelin『Piano Music』
YouTubeのおすすめにあったDELTARUNEのBGMのカプースチン風ピアノカバーをきっかけに、カプースチンというピアニストの楽曲を聴くことにした。事前に知っていたのは、声に出したい良い響きのその名前と、彼が「クラシックとジャズの融合」をしているという情報だけ。いつも通りにネットの口コミを辿って見つけたMarc-André Hamelin演奏盤から、さまざまな曲を聴いてみた。おもしろい!形容するなら、少なくとも、あの謳い文句は大雑把すぎる。まずクラシックの伝統的な形式が骨組としてあって、そこにストライド、ショパンにBill Evans、はたまたフュージョンに通ずるようなものまで、かなり流動性のある和声・リズム感覚を肉付けていく。それらをOscar PetersonやArt Tatumばりに華々しく快楽的な音響で飾りつけて出来上がった、複雑なのに聴きやすい、ありそうでないタイプの折衷主義。今持ち合わせている知識だとこの程度が限界。Art Tatumは言い過ぎかもしれないが、、とにかく魅力的なピアニストであることは確かだ。▶個人的にツボだったのは、ショパンのクロマチシズムを拡張して印象派になっちゃった~みたいなOp 40の第4番《Reminiscence》。やはり私の音楽性癖の根っこにはショパンがいる。それでいて他のロマン派に詳しいわけでもないので、ショパンに近しいところばかりに反応してしまっている気もする。こういう偏りを失くすためにも色々聴いていかなければ。他に面白い曲としては『古い様式による組曲』と『ソナチネ Op100』、より古典的なクラシックのアプローチをとりながらも語彙がジャジーなまま保たれていて、なんかカッコよかった。時間の意味でコラージュ的というか。『ピアノソナタ6番』も曲調の幅・高低差が良かった。カプースチンの特徴が端的にまとまっている感じもして、ミリしら人にもオススメできるかも。
- 『Lateralus』より~普通に~『10,000 Days』がっ好っき~
- ノイズ、スラッジ~ドローンメタル、アンビエントの類を色々きいて、ようやくSunn O))に対峙できるときが来たのかもしれない。
- テンポが遅くなるとリズムの認識がしにくくなることを活かせば、割と簡単に深淵世界を生み出すことができるのかもしれない。問題は音響。聴き手が長く浸っていられる、耐久性があってなおかつ心地よいものでなければいけない。